学校給食での配慮と、前向きな変化

学校の給食では、無理なく食べられる量を調整してもらっている
学校の給食では、無理なく食べられる量を調整してもらっている
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学校でも給食の時間が心配でしたが、食べられないものは無理に食べなくても良かったり、あらかじめ量を減らしてくれたりと配慮してもらっているので、ほとんど食べられるものがない……という状況にはなっていないようです。学校でも飲み込めずに出してしまうことはあるようですが、長男のペースに合わせて、無理のないよう進めてくださっています。
食べこぼしは相変わらずだけど、汚れたシャツは頑張っている証拠!
食べこぼしは相変わらずだけど、汚れたシャツは頑張っている証拠!
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それでも、食べこぼしは相変わらずで、制服の白いポロシャツを毎回いっぱい汚して帰ってきます。洗濯は大変ですが、「今日も一生懸命食べてきたんだな」と微笑ましく思う瞬間でもあります。

新たに出てきたこれらの食の悩みは、いったいいつ、どのように解決していくのだろう……と心配になりますが、本人の特性を理解しながら、家庭と学校で様子を見つつ、徐々に解決できたらいいなと思います。
執筆/プクティ

専門家コメント 井上雅彦先生(公認心理師)

もともと偏食傾向が高く、食べられるものが限定されていたお子さんが、自ら食べてくれるようになったのは保護者としても喜ばしいことだと思います。一方、次のレベルの問題も出てきているようです。食べこぼしや一度にたくさん口に入れてしまう食べ方の問題については、個別の違いがあるので食べこぼしの原因を細かくみていくことが必要ですが、例えばスプーンを小さくする、手を添えやすい食器にする、食器が動きにくいようなマットを敷く、口についたものに気づいて拭かせるようにハンカチやナプキンを使う方法を教える、などが考えられると思います。食べ物を飲み込みにくいことに関しては、感覚の問題も考えられます。細かく切ることに加えて、少しずつ口に入れ、スープなどの飲み物と一緒に飲み込む練習をするとよいかもしれません。汚さずに食べやすい料理と、汚れやすい料理もあると思いますし、きれいに食べられたときにたくさんほめてあげることが最も大切だと思います。(監修:公認心理師 井上雅彦先生)
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https://h-navi.jp/column/article/35030928
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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