いよいよ進路決定!味方は少しでも多い方がいい!
こうして私たちは公立B中学校へと進路を決めました。いざB中学校に入学してみると、説明の時と違うことがあったりしますが、それはそれ。基本はものすごく丁寧に支援してくださっていると感じていますし、今後も協力して娘の中学校生活をサポートしていきたいと思っています。
こうして進学準備を進めていくなかで、一つだけ、強く印象に残っている出来事がありました。進学先が決まったあと、公立A中学校の特別支援学級の先生が「どうしてうちの学校を選ばなかったんですか」という電話をかけてきたことです。こちらは役所と小学校管理職を通じて、経緯と私たちの思いを伝えさせていただきました。
子どもの進学先を選択するというのは、子どもの人生を選択することです。特に障害など困難のある子どもには、命の選択とも言えます。やはり違和感を覚えた学校を選択することは避けたいですし、トラブルを回避するためにも複数の相談先を持っていた方がいいと感じました。
A中学校とはご縁がありませんでしたが、子どもの友だち経由で学校での様子を聞くたびに「A中学校を選ばなくてよかったな……」と話しています。越境故に友だちがつくりにくいという面もやはりあるのですが、その分さまざまな先生が娘と関わってくださっていて、日々感謝しています。
こうして進学準備を進めていくなかで、一つだけ、強く印象に残っている出来事がありました。進学先が決まったあと、公立A中学校の特別支援学級の先生が「どうしてうちの学校を選ばなかったんですか」という電話をかけてきたことです。こちらは役所と小学校管理職を通じて、経緯と私たちの思いを伝えさせていただきました。
子どもの進学先を選択するというのは、子どもの人生を選択することです。特に障害など困難のある子どもには、命の選択とも言えます。やはり違和感を覚えた学校を選択することは避けたいですし、トラブルを回避するためにも複数の相談先を持っていた方がいいと感じました。
A中学校とはご縁がありませんでしたが、子どもの友だち経由で学校での様子を聞くたびに「A中学校を選ばなくてよかったな……」と話しています。越境故に友だちがつくりにくいという面もやはりあるのですが、その分さまざまな先生が娘と関わってくださっていて、日々感謝しています。
【中学入学】自閉症娘は特別支援学級へ。支援は期待できない?不安の中で迎えた入学前相談とその後
中学校選択の中にあったもうひとつの選択肢
実は中学校選択時に「学びの多様化学校」という選択肢もありました。しかし私たちが検討した学校は2学期からの開校で、それまでは別の中学校に在籍することになります。また、明確な不登校状態であるという判断が必要とのことでした。
ほかにも、自宅からかなり距離があるというデメリットもありました。親からほとんど離れたことがない子に電車通学を……というのも現実的ではなく、施設や設備、昼から始まる授業、スクールカウンセラー(SC)が常駐している、生徒一人ひとりにメンターが付くなど、学校の取り組み自体には魅力を感じる点も多くありましたが、諦めざるを得ませんでした。地域に一つこういった学校があることが、学校がしんどいと感じている子どもたちにとって、良い選択肢になるのではないかと思うので、どんどん増えてほしいです。
結果として娘はB中学校を自分の選択として選びました。息子の進路を決める際からずっと心がけていることは「最終的には本人が決定すること」です。親の希望はあれど、本人が「ここなら大丈夫かも……?」という気持ちで選んだ方が、もし行けなくなってしまった時にお互いを責める気持ちが減るかな、と思います。
教育相談は夏前には申し込んでおいた方がいいと思いますので、近隣校の口コミや評判、周辺状況など調べつつ、学校の先生に早めにお話ししておくことをおすすめします。お子さんに合った進路が見つかることを、心から願っています。
ほかにも、自宅からかなり距離があるというデメリットもありました。親からほとんど離れたことがない子に電車通学を……というのも現実的ではなく、施設や設備、昼から始まる授業、スクールカウンセラー(SC)が常駐している、生徒一人ひとりにメンターが付くなど、学校の取り組み自体には魅力を感じる点も多くありましたが、諦めざるを得ませんでした。地域に一つこういった学校があることが、学校がしんどいと感じている子どもたちにとって、良い選択肢になるのではないかと思うので、どんどん増えてほしいです。
結果として娘はB中学校を自分の選択として選びました。息子の進路を決める際からずっと心がけていることは「最終的には本人が決定すること」です。親の希望はあれど、本人が「ここなら大丈夫かも……?」という気持ちで選んだ方が、もし行けなくなってしまった時にお互いを責める気持ちが減るかな、と思います。
教育相談は夏前には申し込んでおいた方がいいと思いますので、近隣校の口コミや評判、周辺状況など調べつつ、学校の先生に早めにお話ししておくことをおすすめします。お子さんに合った進路が見つかることを、心から願っています。
学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)(不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校)について
不登校児童生徒等の実態に配慮した特別の教育課程を編成する必要があると認められる場合、特定の学校に置いて教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成することができる特例については、平成17年7月から文部科学大臣の指定により行うことが可能となっています。
執筆/花森はな
監修コメント 初川久美子先生(臨床心理士・公認心理師)
娘さんの中学校の選択に関してのエピソードをありがとうございます。通常学級に在籍する場合でも、自治体や地域によって学校選択制が導入されているところがあります。学校公開や説明会などに参加してぜひ検討する学校のそれぞれの特徴を見ていただければと思います。特別支援学級への在籍や特別支援教室/通級の利用を考える際には、就学相談を利用して進学先を検討する地域が多いと思います。小学校で特別支援学級や特別支援教室を利用している場合でも、中学進学にあたって再度就学相談を通ることがシステム上必要なところも多いでしょう。中学進学にかかる就学相談の場合、申し込み締め切りが7月中や夏休み前と設定されていることも多いので、現在小学校6年生の場合にはぜひお早めにお申し込みください。また、就学相談の一連の流れの中で、特別支援学級などを見学する手続きを行う仕組みの自治体もあると思います。このあたりは自治体によってさまざまなので、小学校の特別支援教育コーディネーターの先生や中学校、就学相談などで情報を得てください。
さて、学校の校風や大切にしていることは実は学校によってさまざまです。「特別支援学級」と一口に言っても、何を大事にしているかはやはり特色があります。説明を聞いてみて、あるいは実際に公開などを見て、先生方や生徒たちの様子を見て初めて気づくことも多いと思います。お子さんが3年間通う学校を検討することになるので、そうした学校の風土や雰囲気、そして地理的な条件(遠すぎるとどれほど良い学校でもなかなか大変です)などもふまえ、納得いく決断ができるといいですね。花森さんも書かれていたように、一番大切なのは、「本人が決めること」です。保護者としていろいろ思うところはあれども、通うのは本人です。ご本人が納得し、ここなら通いたい、頑張れそうと思うところが見つかるといいですね。(監修:臨床心理士・公認心理師 初川久美子先生)
さて、学校の校風や大切にしていることは実は学校によってさまざまです。「特別支援学級」と一口に言っても、何を大事にしているかはやはり特色があります。説明を聞いてみて、あるいは実際に公開などを見て、先生方や生徒たちの様子を見て初めて気づくことも多いと思います。お子さんが3年間通う学校を検討することになるので、そうした学校の風土や雰囲気、そして地理的な条件(遠すぎるとどれほど良い学校でもなかなか大変です)などもふまえ、納得いく決断ができるといいですね。花森さんも書かれていたように、一番大切なのは、「本人が決めること」です。保護者としていろいろ思うところはあれども、通うのは本人です。ご本人が納得し、ここなら通いたい、頑張れそうと思うところが見つかるといいですね。(監修:臨床心理士・公認心理師 初川久美子先生)
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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