笑顔でどんと構えていること。それはどんな時にも力になる

1年後、長男は初めて目の病気の当事者会に参加する事ができました。

子どもは場面緘黙もあるので、会場で話すことはできませんでしたが、そこに参加できただけでも大きな1歩でした。

私は、楽しそうに笑う子どもをみて、「あのとき、私が泣いて過ごしていたらどうだったかな」と考えました。
泣きながら「貴方が辛そうで私も辛い、貴方には笑顔でいてほしい」と言っても、長男は悲しくなるだけ。それでは誰も笑顔にはなれないなと、改めて気づきました。
後に、長男は支援学校に通い始め、寄宿舎に入舎し、そして陸上をはじめました。今は、長男自身もできる事がある喜びを経験している様子です。

まさに、「自然と動きたくなる日がくる」その日がきたのです。

その後、次男も不登校になったときも道下さんのアドバイスが役立ちました。

もちろん、笑いたいときには笑い、泣きたい時は泣き、辛い時は辛い、怒る時は怒って、子ども達の前でも気持ちを出していますが、この経験から「笑顔でどんと構えていること」は、どんな辛い状況の人でも役立つと考え、今も実践しています。
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