ペアレントトレーニングを実施している団体、受けられる場所

ペアレントトレーニングを行っている団体は複数あります。一つは、各都道府県に設置されている発達障害者支援センターや教育センターなどの行政機関です。

また、病院などの医療機関や、大学に付属している心理センターなどでも実施をしているところがあります。近年は、各地の親の会や支援団体が運営するNPO法人、民間の事業所、個人開業者などで実施をしているところも増えています。

まとめ

ペアレントトレーニングにはさまざまなものがありますが、どれも子育てや子どもとの関わり方を具体的に学べるという点が共通したメリットとなっています。

知識は本で学ぶことができますが、実際に自分の子どもにそれを応用したりすることは難しい部分があるかもしれません。講義を受けることによってワークや講師のアドバイスなどから、知識をどのように使うかのコツを学ぶことができます。

また、グループで実施しているところがほとんどですので、同じように子育てに悩んでいる保護者の方々と出会い、話し合えたり、工夫を共有できたりすることも大きなメリットです。

お子さんだけでなく、保護者にも得意・不得意があります。それぞれの家族にあった形の楽しい子育ての仕方ってなんだろう?そう考えるきっかけとしてペアレントトレーニングを利用してみてはいかがでしょうか。
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参考文献

『自閉症スペクトラムに対するペアレント・トレーニング』|井上雅彦(2012)『小児の精神と神経』52(4),P.313-316
https://ci.nii.ac.jp/naid/10031145487
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岩坂英巳(奈良教育大学特別支援教育研究センター)/編
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「ペアレント・トレーニングの意義と概要」|岩坂英巳(2013)『アスペハート:発達障害と家族支援―ペアレント・トレーニングを中心に』34,NPO法人アスペ・エルデの会
http://as-japan.ocnk.net/product/59
「発達障害児の親を対象としたPTの実態と実施者の抱える課題に関する調査」|松尾理沙ら(2012),『小児の精神と神経』,52(1),p.53-59
https://ci.nii.ac.jp/naid/10030559254
お母さんの学習室―発達障害児を育てる人のための親訓練プログラム
山上 敏子 (監修)
二瓶社
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発達障害者支援施策の概要|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/hattatsu/gaiyo.html
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