【夢門塾白楽】
お問い合わせ・ご見学=☎045-488-5666
活動の中には「自分で選ぶ」というものがあります。
「いただきますを言う係」
「机を拭いてくれる係」などなど。
また、「選べる工作」という、数点の工作から
好きなものを選んで取り組むプログラムの日もあります。
「おやつ選び」も、自分の好きなおやつを選びます。
職員は、お子さんの好みのお菓子を知っているので、
つい、「おすすめ」してしまうことがあります。
「食べたことないお菓子だけど大丈夫かな?」
「この前このお菓子残していたよね?」と思って、
他の物をおすすめする場合もあります。
本当は、「本人による自己決定」を尊重するのであれば、
声をかけたり、説得したり、話したりという必要はなく、
本人が「こうしたい」といったことを、そのまま受け入れればよいのですが、
それが難しいから、範囲の中から選ぶ「選択方式」をとったり、
「もう一つの選択肢の悪いところを強調する」
「選びようがないように選択肢を消去する」などして、
所謂「誘導」をしなければならない場面が出てきてしまいます。
でも、それはもう、自己決定ではなく、
「支援者の目論見通りに選ばせて、自分で決めた気持ちになってもらう」
という事になります。
本人が決めたことを周囲が誘導して、納得させて決めることは、
「本当の意味での自己決定」ではありません。
「自分で決めた気持ちになってもらう」支援と、
「支援者の都合で選ばせた選択」では、
結果が全く違うことになるのに、
お子さんの中では非常に判別が難しく、
私たちはしっかり「別物」と考えていかないといけないと考えています。
「自分で決めてね」と言っても、
決めることが難しいお子さんの自己決定をどうやって支援していくのか、
これまでも、これからも、大きな課題です。
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最後までお読みくださいさいまして、ありがとうございます。
いとう
「自分」で決める
教室の毎日
22/03/30 09:55