経穴探索「三陰交(さんいんこう)」
ひとのからだには無数のツボ(経穴)が存在します。
その中で女性と縁がふかいとされるツボをご紹介します。
足の内くるぶしから骨ぎわの約5センチ上です。別名 女三里(おんなさんり)
三里とは、「ととのえる」という意味があります。
女性特有の疾患である生理痛や生理不順などの特効穴として、欠かせない代表的なツボです。
陰陽にわけると血は陰に属します。そして女性も陰に属します。
三陰交(さんいんこう)とは、3つの陰が交わるところなのです。
内臓でいうと、肝臓、脾臓、腎臓が陰に分類されるのです。
冷え症でいうと、ここにお灸をすえるだけでざっと三つの臓器に影響することになります。
三陰交の場所を知らなくても、だいたい骨の際をさすりあげていくと、痛く感じられるところがあります。
まずこの場所を見つけて、お灸をすえたり、手でさすったりするだけでも随分、冷え症が取れたりします。
いちど、三陰交を〝意識〝して刺激してみてください。その意識と刺激があいまって体の中から血の巡りがよくなっていくことでしょう( ・∇・)
鍼灸師のコラム17
教室の毎日
19/05/21 22:14