映画鑑賞では「王様の剣」を見ました。
この映画は1963年ディズニーで制作されたアニメ映画で
ディズニーが今とは違って、まだ童話を自身たちで作っていた時代の作品ですね。
今のディズニーは物語よりもキャラクターの見せ方や映像で売っているのですが
60年代はまだアニメ創世期であり、物語というものが少なかったので会社が物語を作って売ってして、物語自体のストラクチャーや説明の仕方に今の時代よりも本質を大事にしているものが多いです。
映画鑑賞では何を見せるかいろいろ考えていたのですが、
時間の関係もありディズニー映画を見せることになってしまったのは多少不服ではあったのですが、そのなかでもいい映画を選んだと思います。
王様の剣の中では、魔法使いマーリンが未来のアーサー王になる少年(ウォート)に教育をすると言った内容の映画なのですが、マーリンは魔法使いなので、映画の最中絶えずウォートに変身魔法をかけいろいろな生き物に変え、そのたびにその動物の思考を学ばせます。
いろんな魔法が使える中でも、とりわけ変身魔法を使うんですよね。
人間の思考を持ったまま肉体が他の生き物になった場合の心理、
精神と肉体が及ぼす生活への影響、
生き物やジェスチャーの持つ雄雌の属性、
そういったものがすごく考えられて、なおかつこどもにも感じ取りやすいように盛り込まれていて、本当にためになる映画だと思います。
要は、人が鳥になったとして、翼をもっても飛び方が分かるのかな?
急に朝自分の口がくちばしになってもちゃんと物を食べられるのかな?
こういう考えがうっすら自分の思考の根底にあると
たとえ手が不器用だったとしても、じゃあ足を使って物を取ってみようとか、
体のバランスをずらしたら手も動かしやすいんじゃないか、とか
自身で体の良い動かし方を発見するチャレンジをするきっかけになると思うんですよね。
肝心の子供たちの反応はというと、70年前に作られたアニメ映画でも静かに食い入るように見てくれました。
まぁコンセプトがしっかりしてたり、こどもたちに結び付きやすさを考えて選んだとしてもアニメ映画とかディズニーとかばかり見せ続けると、こどもはこどもなりにばかにされてると感じると思うので、次は何かすこしエキサイティングでお気楽な映画を見せたいと思います。
ちなみに、こどもにどんな映画を見たいか聞いたところ、呪術廻戦やワンパンマンの映画などのリクエストが出てきましたが、それは家で見てほしいところですね笑
ムー・インターナショナルスクールではムーでしか提供できないと言われるようなものを提供し続けなければいけないと思っています。
友達と大人数で好きな映画を見て盛り上がるって体験もいいんですけどね
それも一般家庭じゃ選ばないラインナップでそれをさせたいですね。
「王様の剣」 映画鑑賞
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23/08/01 10:31