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児童発達支援/放課後等デイサービス ムー・インターナショナル・スクールII

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Objection Object: 不服のオブジェクト

教室の毎日
これはある児童が組み立てたパイプ椅子です。

組み立てた経緯としては、
自身の意見をないがしろにされたと感じたこどもが
最初は職員に対して攻撃をしてくるアクションを取ったことに対して
職員がいさめながらも児童の肉体的なコミュニケーションに対してリアクションを取らなかった。つまり、取り合わなかった、のですが、この際にこどもが次のアクションとして自分へのアテンションを向けさせるために組み立てたのがこのパイプ椅子のオブジェクト(オブジェ)でした。

その現場にいあわせる人によっては、悪いことをして構ってほしいんだなくらいでとどまってしまう話かもしれませんが、この現象はとても興味深くかつ美意識も併せ持った現象だと思います。

教室で危ないことをしてはいけないという暗黙のルールがある中で、危険になりうる物体をつくる。
現在では変動しなければ他人に危害は与えない、しかし将来的には危害を与えうる不安性をはらんだ物体を作ることで
「現在自分は誰にも危害を与えていないので、間違ったことはしていない」という(子供の中だけの)正当性を担保しつつ
「将来的に危害を与えるものを作ってコミュニケーションの糸口を作る・アテンションを自身に向けさせる」というルールに背いていることを理解してながらの自分の欲求の解消がこのオブジェクトの基盤にあります。

欲求のために正しさと悪の矛盾をどうにか成立させようと、抗議のためアウトプットされたこの椅子は、丁寧に幾何学的に安定を求めた構造で出来上がっているんですね。パイプ椅子のクッション部分の部材の違いや経年劣化による軋み、曲がりによってだけこのオブジェクトは不安定さを醸成させていることが作為的でありクリエイターの心情を明確に表す物体になっているとみて取ることが出来ます。

Objection=抗議、不服
object=物体
英語の並びとしてもすごく近しいこの二つが自然現象として現れたのは私とても興味深かったんですよね。
もしかしたら、というか多分、物体がその形を成す根源的な理由は内包するWantの実現化のため、今の現状にNoを突き付けるため物や人は形を変えていくのだなと思います。

石が川底で丸くなっていくのは、川の流れに沿いたいという意思のもとに変化してゆく。パイプ椅子の抗議は、自然の力関係の中で最適な形にフィットしていくことこそが意思なのではないかと考えるベースになる現象でした。
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