つまようじで建築を作る基礎的な訓練をしました。
爪楊枝タワーといい
つまようじを合わせて作る建築基礎の遊びとなります。
建築を学ぶ高校生の間では大会などもあり、
こちらは荷重に対して耐震度がどれくらいあるかを競い合う大会で、建築物の構造を意識した取り組みとなっています。
こどもたちの普段の創作活動やアクティビティを通した療育で、
「何」を育んでほしいかを弊所では常に意識するようにしています。
余談ではありますが、先日NPO法人翔和学園というギフテッド教育を行なっている法人がギフテッドのこどもたちに対するクラスを閉鎖することになりました。
内容としては、3年の運営を経て、各分野の専門家たちにギフテッド教育の現状と生徒たちの成長を査定してもらったところ、
こどもたちは知識など記憶はできるものの、イノベーションを産む力がないとのことでした。そして、ギフテッドという肩書きによりこどもたちが過度な期待をされ自身の失敗を恐れ、内向的な発言を多くするようになったからという内容でした。
弊所でも、ギフテッドやそれ相応のIQのこどもたちが多く通っていますが、そこで常々弊スタッフが直面することが、こどもたちの
・物事に取り組み続ける持続力の短さ
・新しいことに対する拒否
が大きく目立った問題として取り上げられていました。
高IQや記憶などの機能の高さはあくまでもプラスで持っている機能でしかないので、それが生活や思考の基盤になることはないと考えます。
努力のしかた、社会との接しかた、思考の広げ方はある程度
指導員がこどもたちよりもより柔軟に、高位な位置にいなければ教えることは不可能です。
さらには各個人の特性もあるので、療育が必要なこども達には
指導をするために、長く通所していただきそこでこどもたちの特性を掴む必要と、関係性の構築が必要とされます。
つまようじタワーの制作は
ものを繋げて、重力に反する力を生み出す感覚を身につけてもらうために実施しました。ものとものが支え合うことで小さな接着点だけでも上にものを伸ばしていくことが可能となり、
この物質の動きや習性の理解というものは、実生活での体の動かし方や、人との関わり合い方にも作用してくると考えています。
ここまでの意図をはかることや、こどもたちに必要なもののインプット方法の工夫が必要というわけです。
組み立てる
教室の毎日
24/01/11 13:58