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ナーシング有松校のブログ一覧

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(596件)

結果に繋がる【バックワードチェイニング】って?

本年も、関係者の皆様、こちらのブログをお読みいただけたあなた様、何卒よろしくお願いいたします。 スタッフ一同、元気いっぱいに今年もお子様に向き合います! (下記、弊社ホームページの児発管ブログより転記) 【魔法の手法!バックワードチェイニング】 児童発達支援に通ってくるA君(4歳)は、いつもお昼にお弁当と動物のイラストが描かれたゼリーを3つ持ってきていました。 全く発語の無かったA君は、ゼリーの蓋を開けて欲しい時には、職員の手をつかみ(クレーン現象)ゼリーを取らすように、職員の手を動かすのでした。 そこで、バックワードチェイニングの手法を用いて『あけて』の3文字を最後の『て』から話すように訓練をしました。(実際には訓練と言っても、昼食時にゼリーを食べる時だけです。) 職員が最初に『あ・け・て』と発音し、A君には最後の『て』だけを模倣してもらうのです。最後の『て』が言えると、職員はゼリーの蓋を開けてゼリーを渡し、A君はゼリーを食べることができます。 このように、A君にとってのご褒美であるゼリーを食べることができるので、一週間後には職員が『あ・け』だけを言うと、A君は自分から『て』と言うことができるようになりました。 これを続けていくうちに職員が『あ』とだけ言うとA君は『けて』と言えるようになり、3週間後には職員が『ゼリーどうするの?』と聞くと、A君から『あけて』と、話せるようになりました。 この他にも、抱っこについては、職員が最初は『だっこ』と、全て話し、A君には『こ』だけ模倣してもらいました。 そうすることで職員が『だっ』だけを言うと、A君は『こ』と言えるようになり、本人が望んでいた抱っこをして貰える事で、最終的には『だっこ』と、A君自身が要求することができました。(言えた際には、強化する為に必ず抱っこで応えます。) バックワードチェイニングを用いることによって、A君は自分の要望を伝えることができるようになった(※その時周囲はご褒美として、しっかり要望を遂行します)ので、一語文ではありますが単語で自分がやって欲しいことを伝えることができるようになりました。 これには、A君が通っていた療育センターの言語聴覚士さんも「どのようにして訓練したの?!」と、びっくりして事業所に確認に来られていました。 因みに『あけて』が言えるようになったA君は、台所に設置されてたベビーゲートを『あけて』とか、アイスの蓋やおもちゃの箱等も『あけて』と嬉しそうに話すようになったと保護者の方から報告がありました。 いつも成功体験で終わり、時にはご褒美が手に入る事で行動が強化されるバックワードチェイニング! 是非とも皆さんやってみてください! ======== 2020/12/1 ナーシング有松校OPEN! ※今月より開所日が変更になりました。 月・水・木・土:放課後等デイサービス 火・金・土:児童発達支援 時間等の詳細は、ホームページのお知らせをご覧ください。 今年は4日(月・祝)より開始! お子様と一緒にご見学も可能です。 本年も皆様にとって素晴らしい1年となりますことを、スタッフ一同心より願っています。

ナーシング有松校/結果に繋がる【バックワードチェイニング】って?
教室の毎日
21/01/01 23:45 公開

「それやっちゃだめ!」って、実は逆効果?

このブログは、以前児童発達支援管理責任者が書いた内容です。 A君は、家でも学校でも放課後等デイサービスでも、どこでも高い所に登ります。 プラスチックのカラーボックスや不安定な箱の上にも登るため危険であり、いつも注意され、その度に癇癪を起しパニックになっていました。 私は、登ってはいけない物に登って注意することはしません。むしろ、登ってはいけない物を置きません。 A君は感覚刺激を求めて高い所に登るのです。脳から高い所に登ってと指令が出ている状態なのです。止めるのは寧ろ逆効果です。 保護者様にご説明の上、個別支援計画に記載し、相談支援専門員の方にも説明をした上でタンスに登る許可をしました。 実際には、 ①タンスを補強し安全面に配慮を行った。 ②自由時間のみ登って良い(活動時間などは登らない)。 ③登っていいのは、私が管理責任者をしている事業所のみ。 ④他の放課後等デイサービスや学校、家庭で登った日は、私が管理責任者をしている事業所では登れない。 ⑤特に感覚刺激を欲する日は、安全に前庭感覚が入力されるよう公園にて安全に遊ぶ。 以上のルールも設定いたしました。 この支援に半信半疑であった保護者様や相談支援専門員さんでしたが、3ヵ月程経ったころ、相談支援専門員さんから「〇〇デイサービスにモニタリングに行ったんですけど、児発管(お子様の支援計画を作る責任者)さんから『A君、ここ1か月前くらいからカラーボックスや危ないところに登らなくなったんですよね~。騒がしいとまだ登りますけど。』と、言われたんですよ。でも、今、見ていたらここのタンスには登ってますね(笑)」そして、保護者の方からも「最近、Aは家で高い所に結構登らなくなってきましたよ。」と。 今までは、感覚刺激を求めて高い所に登り、注意されパニックになってたA君ですが、ルールを守った上で、支援者の見守りの元で登ることができ、安全に前庭感覚が入力されるようになったことで、一般的に登っては危ない場所に登ることが減少しました。 もちろん、こちらはイチ事例にはなりますが、どんな利用者様に対しても、本質的に求めていることを推察・尊重しながらできる限りの支援することで、得られる結果は大きく変わる可能性を秘めていると、今までの知見、経験からも強く感じています。 ナーシングでも発達特性を理解した上で、安全に配慮し個別支援を行ってまいります。

ナーシング有松校/「それやっちゃだめ!」って、実は逆効果?
教室の毎日
20/12/23 11:11 公開

怒らなくても、お子様自身が「できた!」を増やす秘密

「おもちゃの片づけが何度怒ってもできないんですけど、どうしたらできるようになりますか?」と、保護者の方から面談時に質問をいただく事が多々あります。 その際に、おすすめしているのが【バックワードチェイニング】という手法です。 ①散らかったおもちゃを箱に入れる。 ②箱を棚まで持ってくる。 ③箱を棚に置く という3つの工程を行う場合、 ①②は保護者(指導員)が行う。 ③箱を棚に置く←これをお子様にやって貰い習慣づけをします。 こうする事で、『できた!』という達成感と、褒められる事で自己肯定感が育まれます。 ③ができるようになると、 ①は保護者(指導員)が行う。 ②箱を棚まで持ってくる←これをお子様にやって貰い習慣づけをします。 ③はできるのでお子様がすすんでやります。 これで、いつも『できた!』で終わることができます。 これを①からお子様にやって貰うやり方でやってみた場合、 ①をやった後、お子様が②以降をやらなかった場合、お子様は褒められますか? 達成感や自己肯定感を得られますか? きっと褒められないし、達成感や自己肯定感も育まれにくいと思います。 バックワードチェイニングは、いつもゴールで終わり達成感や自己肯定感が育まれる成功体験を積み増せる方法です。 言葉や日常行動の獲得など、様々な場面で効果がみられています。 もちろん、合う合わないはあるかもしれませんが、ぜひ、根気よく向き合いながら実践してみてください。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 11月23日(月・祝)と26日(木)に、ナーシング有松校の内覧会を行います! ✔︎お子様の「未来」を見据えた、根拠に基づく療育の提供 ✔︎光と風がよく通る、とても明るく清潔な環境 ✔︎事故防止や感染対策を講じた訓練室 ✔︎お子様と保護者様に真摯に向き合う、子供大好きなスタッフ ✔︎送迎あり ぜひご自身の目で、私たちの事業所を確かめてください。 詳細は、弊社ホームページの「お知らせ」よりご確認ください♪ (23日午前中は満員御礼となりました。蜜を避けるために、11月20日以降にご予約される方は、23日午後か26日でお申し込みいただけますようお願い申し上げます) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ナーシング有松校/怒らなくても、お子様自身が「できた!」を増やす秘密
体験説明会
20/11/20 13:00 公開

よく聞く「療育」って、本当は何?

ナーシング有松校は、児童発達支援と放課後等デイサービスを多機能で運営します。 放課後等デイサービスでは、よく【療育】という言葉を使います。 一昔前は療育って何?って方が多かったですが、最近ではよく耳にするようになってきました。 とはいえ、【療育】って何?と聞かれると、うまく言葉で表現できない方も多いように感じています。 教育でも、保育でもない、【療育】って、一体何でしょうか。 【療育】とは、東京大学名誉教授の高木憲次氏によって提唱された概念で、「治療をしながら教育する」ことがたいせつであるという意味合いが込められているのです。 「育」とは養育や保育もしくは教育を意味しており、ナーシング有松校では、構造化を行い、スモールステップで、トークンエコノミーやバックワードチェイニングなどを用いて障がい特性に応じた個別支援を行います。 では、「療」とはなんでしょうか? 「療」とは医療あるいは治療を意味しています。 実は保護者の方々にお願いしたいのは、この「療」の部分なのです。 定期的に診察を受け、お薬が出ているのであれば、しっかりと服薬して頂きたいのです。 副作用が気になるから薬を飲ませるのをやめちゃいました! 忙しいし最近安定しているのでクリニック通ってないんですよぉ。 と、お話くださる保護者の方がたまにおられますが、どうか服薬や診察は継続して頂きたいのです。 副作用が気になるようであればドクターに相談し容量を変えたりお薬を変更して貰ったりしてください。 忙しくてもお子様の為に、どうか定期受診をお願い致します。 発達障がいの診断を受けたお子様の中には、自己判断で服薬を止めてしまい二次障害を発症する事もあります。 又、ADHDのお子様で、服薬を自己判断で止めてしまい、その後、反抗挑戦性障害が発症した事もありました。 この時にはお薬が効きにくくなってしまいます… 「療育」の「育」は、どうぞ安心して、ナーシング有松校にお任せください! 「療」は、どうか保護者の方々にはお子様の為にドクターと連携して継続して頂けたらとお願い致します。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 11月23日(月・祝)と26日(木)に、ナーシング有松校の内覧会を行います! ✔︎お子様の「未来」を見据えた、根拠に基づく療育の提供 ✔︎光と風がよく通る、とても明るく清潔な環境 ✔︎事故防止や感染対策を講じた訓練室 ✔︎お子様と保護者様に真摯に向き合う、子供大好きなスタッフ ✔︎送迎あり ぜひご自身の目で、私たちの事業所を確かめてください。 詳細は、弊社ホームページの「お知らせ」よりご確認ください♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ナーシング有松校/よく聞く「療育」って、本当は何?
体験説明会
20/11/17 09:47 公開

療育支援における「自立」とは?

自立とは、一人でなんでもかんでもできるようになるだけではありません。 ”自分でできることを広げていく”ための支援と並行して、【できない事や困っている事を自覚し、助けて貰う事】も重要だと考えています。 助けてほしいときに「助けて」とHELPを伝えられるために必要な支援は、いっぱいあります。 ・何に困っているかの理解(ご本人だけでなく、保護者様や、先生などの深く関わる方も) ・困っていることの伝え方 ・どうしたら目的が達成できるのか?の工夫 療育支援を提供する私たちには、深い知識や、豊かな想像力、共感力が必要だと考えています。 少しお姉さんのお話になっていまいますが、「HELPを伝えることが自立の一助になる」ことを再度確認した、中等部の脳性麻痺のA子ちゃんの事例をお話させてください。 A子ちゃんのお母さんと初回面談した際、「A子ちゃんは買い物できますか?」と質問すると「実は、毎週本屋に行って本を買うのが楽しみだったんですが、3ヵ月前から行けなくなりました。」と。 なぜ行けなくなったのか尋ねると「手先が不器用なのでお釣りを床にばら撒いてしまったんです。その時に後ろに並んでいた中年男性から『お前みたいな障がい者が買い物するな!』と、怒鳴られてしまったんです。それから行けなくなったんです。お金を掴むことは難しいので毎回、床にばら撒くので・・・」と。 小学部の頃から本屋で買い物ができていたAちゃんが、この出来事がきっかけで買い物ができなくなった。できる事が一つ減った悲しさが凄く込み上げてきた出来事でした。 私はお母さんにお話させて頂きました。「凄く辛い経験だったと思います。怖くて本屋さんに行けなくなった事も多少理解できます。もう一回だけチャレンジしてみませんか?店員さんは本を売るだけではないと思いますよ。A子ちゃんが「財布からお金取ってくれませんか?」「お金財布に入れてくれませんか?」と、お願いし手伝って貰ったら「ありがとうございます。」と、伝えられれば又、自分一人で本を買いに行くことできると思いますよ。本屋には図書カードもあるのでお釣りを床にばら撒く心配もありませんよ。」 翌週、送迎時にA子ちゃんのお母さんから「ありがとうございます!買い物できました!! A子は、ちゃんと店員さんに「手が不自由なので、お金財布からお願いします。」と言って買い物できました!!」と、嬉しそうに話されました。そして、「その時の店員さんが居て『買い物に来なくなって心配してたよ。あの時助けてあげられずに、ごめんなさい』と、言って頂けたんですよ。A子も嬉しかった様です。」と。 今回は買い物でしたが、人と関わり困りごとを伝えることで、手伝って貰い「ありがとう」 が言えれば、一人でなんでもかんでもやれなくても自立できる事例でした。 言葉で困りごとを伝えることが難しくても、「やり方」はたくさんあります。 私たちは、お子様の未来を見据えて療育支援を行う姿勢を忘れず、向き合ってまいります。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 11月23日(月・祝)と26日(木)に、ナーシング有松校の内覧会を行います! ✔︎お子様の「未来」を見据えた、根拠に基づく療育の提供 ✔︎光と風がよく通る、とても明るく清潔な環境 ✔︎事故防止や感染対策を講じた訓練室 ✔︎お子様と保護者様に真摯に向き合う、子供大好きなスタッフ ✔︎送迎あり ぜひご自身の目で、私たちの事業所を確かめてください。 詳細は、弊社ホームページの「お知らせ」よりご確認ください♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ナーシング有松校/療育支援における「自立」とは?
体験説明会
20/11/15 22:23 公開
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