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目の前になくても言える!言葉で要求を伝える3つのステップ

「お茶が欲しいとき、冷蔵庫の前で黙って指をさしている」
「大好きなミニカーが目の前にないと、探せずに諦めてしまう」✨

お子様が意思を伝える「要求(マンド)」の初期段階では、目の前に実物があることがきっかけになることがほとんどです。今回は、そこから一歩進み、「今ここにはないもの」をお母様へ自分から言葉で伝えられるようになった、年中さんのお話をご紹介します。


■1. 目の前になくても「欲しい」という心の育ち

入室当初のMくんは、おもちゃが目の前にあれば「車、ちょうだい」と言葉でリクエストできていました。
しかし、おもちゃが棚の箱の中に隠されて見えなくなると、泣き出してしまったり、先生の手を引っ張る(クレーン現象)ことでしか表現できませんでした。

私たちは「目の前になくても、言葉で伝えればやりたいことができるんだ」という確信を持ってもらう練習を始めました。😊


■2. 「見えないおもちゃ」を思い出すステップ

まずは、透明な箱の奥におもちゃを隠し、視覚的に意識させます。

◎不透明な箱へ
次に、あえて見えない箱にしまい、「何が入っているかな?車、ちょうだいって言ってみようか」と促します。

◎言葉と結びつける
「くるま」と言えた瞬間に、箱からおもちゃを出します。この「頭の中で思い浮かべたものを言葉にする」スモールステップを繰り返すうちに、見えないものと言葉が少しずつ結びついていきました。🌟


■3. お迎えの瞬間、自然と口から出た言葉

この練習が身についてきたある日、お迎えの時間にその成果が自然な形で表れました。
玄関にお母様が到着し、帰り支度を始めようとしたその時です。Mくんはお母様の元へまっすぐ歩いて行き、目をしっかりと見てこう言いました。

「ママ、あっちのブロック、まだやる!」

先ほどの自由時間に遊んでいたブロックの続きがしたくて、それを伝えたかったのです。「今ここにないもの」を、わざわざ「別の場所にいる相手」のところまで移動して言葉で伝える。これは非常に実用的なコミュニケーションスキルです。


■「伝えたい」エネルギーを本物の会話力に

単に言われた言葉をオウム返しするのではなく、「自分の意思で、状況を変えるために言葉を使う」。この本物のコミュニケーション力を、私たちは大切に育んでいます。

三郷駅前教室では、日常の何気ない瞬間でのリクエストの質を、どこまでも丁寧に高めていきます。お家でのリクエストの変化や「これって伝わっているのかな?」という疑問があれば、いつでもスタッフにお聞かせくださいね。
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