自閉症スペクトラム障害は、いくつかの自閉症状のある障害が統合されてできた診断名です。
自閉症スペクトラム障害という診断名ができた成り立ちについて追ってみましょう。
自閉症スペクトラム障害は、2013年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)において、これまでアスペルガー症候群、高機能自閉症、早期幼児自閉症、小児自閉症、カナー型自閉症など様々な診断カテゴリーで記述されていたものを、「自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害」の診断名のもとに統合されました。
『DSM-5』以前の診断カテゴリーである自閉症やアスペルガー症候群などは、それぞれの症状に違いがあるとされ、それに伴って診断基準も異なるため、独立した障害として考えられてきました。
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自閉症スペクトラム障害という診断名ができた経緯①
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21/04/12 09:58