プログラミング療育「STEM-BOX」のブロックを使った取り組みをしました。
この日初めましての小学校中学年の男の子、てきぱきと活発な印象の彼が、どんな風にこの教材と向き合ってくれるのだろう、とスタッフである私がどきどきわくわくでした。
彼は、何のためらいもなく、BOXから説明写真とブロックを取り出し、慣れた様子で組み立てていきました!大人である私なんて「えーーっと・・・」と部品と写真を照合するだけで一苦労なのに、彼はとても初めてとは思えない手つきで部品を選び出し、組み立て・・・。
もはや、組み立てるスピードを競うのが狙い?と思う速さで、完成!
完成後の課題に、パーツの重さ比べをして「天秤の重さのつり合い」を理解するものがあります。
普通はパーツを両方の受け皿に乗せようとして、なかなかうまくいかない子がほとんどなのに、さすが柔らかアタマですね、パーツのスティックを固定する工夫でなんなくつり合いをとって、課題をクリアーしました!
もしかしたら、ちょっと簡単、余裕過ぎちゃったかな??
「難しすぎてもだめ、ちょっと頑張ったら出来ちゃった!」ぐらいの難易度を設定することが、療育の基本です。今回はそれぞれにあった難易度の設定ができなかったこちらの準備不足でした。
年齢も能力も様々な子どもたちが集まる中で、全ての子どもたちにぴったりというのは難しいかもしれません。しかし、一人ひとりをしっかり理解し観察して、それぞれに適した療育が出来るようこちらで工夫して支援をしていきたいです。
運動、知識、工夫する発想。
その子には様々な場面で驚かされっぱなしの1日でしたが、子どもたちの頑張りや可能性、すごいんだ、ってことをこれからもたくさん認めてほめてあげていきたいなぁと思います。
子どもの持つちから
教室の毎日
21/08/21 19:47