今回のスタッフ紹介は2023年12月からスタッフとして従事している「松本 真紀」さんにお願いしました。
1.普段から療育を行うにあたって気を付けていることは?
学生の頃や社会に出てから学んで来た事、自身や友人知人等の子育てから学んで来た事、休日や空き時間を使って学んでいる事等すべてを総動員して、療育の為にそれらを出せるよう努めています。しかし、人間は子どもの時から十人十色でそれぞれ違いますから、限られた療育の時間の中で、子ども達一人一人の素敵なところや持ち味を理解して大切にして行けるよう、出来るだけ様子をよく見てコミュニケーションを取ったり、職員間で共有して話し合ったりして、より良い療育が出来るように努めています。
2.今の仕事の魅力について?
人間は努力次第で、ずっと中身を磨いて行けるとおもっています。どこに身をおかせて貰い、誰とどう過ごさせて貰うか、いつも自分で選んで決めることですが、じっくりと子ども達を応援出来る仕事を求めていました。この教室では、可能性のかたまりである素晴らしいお子さん達と、かけがえない時間を過ごすことが出来ます。自分の子育てでは、子どもが自立した生活を始め成人を迎えてもくれた為、人生のステージが変わり、自身の子育てに向けていたエネルギーを注いで行ける良い職場を探していました。「子どもの為にこれを・・・」と掲げるのは簡単ですが、それらを有言実行出来る社長を筆頭に、魅力と個性が豊かな職員が集まっていて、力を合わせているこの教室に来られて、お子さん達が日々成長するのを一緒に応援しながら働かせて貰えていることで、沢山の経験と感動を貰うことが出来ています。多くの学びとよろこびを頂く日々です。
3.教室の子供たちに願うことは?
子ども時代は、あっという間なのかも知れません。皆自由な心を持っていて、その人にしかない個性と可能性も、子どもの頃にしっかり持っているのだとおもいます。
私自身は幼い頃から「この世に人が生まれる意味は何?何の為に生まれて来るの?」とたずねる子どもだったようです。そして両祖父母宅に行くと、仏壇の前に居るのが好きで、祖父達のあげるお経を聴いてお線香の匂いを嗅いでいるのが好きでした。祖母達は「陰気臭いね・・・」と少し心配してくれていたようですが、今は写経が趣味の1つで静かで穏やかな時間を過ごせているので、心配は要らなかったのではとおもっています。
インディージョーンズやキョンシーやドリフ等を、テレビで観るのも好きでした。きょうだいやいとこと秘密基地みたいなものを作ったり、飼えない野良猫をおもって悔し泣きしたり、音楽が好きな人とは歌や楽器で披露し合いっこしたり、ご飯が要らない位に映画や漫画に夢中になったり・・・。子どもの頃の私はどうしてたかな・・・?と思い出すと、こうして色々出てまいります。そしてまわりには、見守ったり応援したりしてくれる、温かい心を持った人達がいてくれたことも、思い出されます。
これをお読み下さっている皆さんは、どんな子ども時代でしたか・・・?
自分が得て来たこと感じて来たこと、それは失敗も成功も含めて、一つ一つの全てが今の自身を作り、人生を作って行きます。
教室で出会えているお子さん達には、将来振り返った時に、宝物になるような沢山の思い出があったら良いなとおもいます。そして、本人にはそれと気付かないうちに、力になってくれる沢山の心あたたかい人間に、囲まれていて欲しいなと、おもいます。1日は24時間であり、私がお子さんと関われる時間は利用してくれている数時間の中の、更に短い時間かも知れませんが・・・、先に書いたような“力になってくれていた人達”の中に、ちょっとでも入ることが出来たら良いなとおもいます。そして、唯一無二のその子らしい人生を、幸せに生き抜いて欲しいです。
これからもよろしくお願いいたします!
スタッフ紹介第10回 音楽療法士松本>現場からの思いを語る
スタッフ紹介
24/06/23 09:25