・子ども達を学校に迎えに行った時、予定時間になかなか子どもが出てこないことがあったりしますが、その時は「何かあったかなぁ…」と不安になります。そして、玄関に出てくるとホッとします。
・ただ、表情が暗かったり、俯いていたりすると「何かあったかも」と思い、なるべく明るく優しい声で、自分の目線を子どもに合わせて話すようにしています。
・僕は身長が180㎝と高く、それだけで子どもに威圧感を感じさせてしまうところがあるので、できるだけしゃがんで、子どもの視線に合わせるようにしています。
・また、前のデイでの話で恐縮ですが、学校に行くことを渋って、母と妹と一緒に学校の玄関で待っていた「○○くん(小2)」を迎えに行きました。
僕の姿を見つけると、○○くんは笑顔で手を振り、駆け寄ってきてくれました。「□□先生!」と言って嬉しそうです。昨日は、担任の先生と一緒に下駄箱の所に来たものの、床に寝転がって靴を履こうとしませんでした。そのため、赤ちゃんや幼児にするように抱きかかえると、それを全然嫌がらず、抱かれたままで、僕が「あれ?赤ちゃんになったかな?何歳?」と聞くと、「7歳」と答え、心地よさそうにしています。車までその恰好で行きました。
・小2ですから、自分の足で歩かせるのが一般的ですが、どんな子どもも、時に赤ちゃんか幼児のように甘えたいと思う時もあると思います。特に、心が落ちている時はそうなりやすいと思います。そんな時は、心をゆったりさせ、体温を感じさせてから、次のステップに移るのも一つの方法かなと僕は思っています。
・そして、この日はしゃがんで視線を合わせながら話していると、何かおんぶしてもらいたそうにしていたので、僕の方から○○くんをおんぶしました。すると、これも嫌がらず、おんぶされたまま車に向かい、車に降ろすと、自分でシートベルトをします。
そして、デイに着くと、自分から歩いて玄関に向かっています。
・○○くんをデイで降ろして、次は「◆◆ちゃん(小2)」のお迎えです。
・いつもは、○○くんが車に乗り込むのに時間がかかったりで、◆◆ちゃんの迎えが遅くなることもあって、今週からは、「玄関に出て、デイの先生がいない時はミニ児で待っててね」と言ってありました。
・予定時間よりも少し早く着いたので、玄関で待っていると、◆◆ちゃんがやって来て僕の姿を見つけ、僕が手を振ると笑顔で手を振り返してきます。
そして、急いで靴を履き、駆け寄ってきます。「えっ?! どうして□□先生なの?久しぶり」と言うので、「□□先生でがっかりしたかな?」と聞くと、「誰もきていないかと思ったのに、□□先生がいたから嬉しかった」と言います。
※僕は、いつも、こんな子ども達の笑顔に心が癒され、この笑顔を守りたいと思います。
※こぱんはうすさくらでも、毎日の子どもたちとの出会い、ふれあいを大切にしています。
T.T
子どもの目線で
教室の毎日
22/08/11 11:05