※愛着について
・「愛着とは何か?」
乳児期に母等に基本的な欲求を満たされ(優しく抱かれ、空腹を満たされなど)、不快なこと、イヤなことを取り除いてもらい、安心感や心地よさを抱くことの連続によって、人への愛着の基礎が形成されていきます。
・「愛着形成の完了は?」
抱かれなくても、欲求を直接満たされなくても、不快なこと、嫌なことをその人に取り除いてもらわなくても、その人と「目と目が合って微笑みを向けられただけで、ニコっと笑い、安心する」状態になれば、一定の終了と言えるかもしれません。
【「愛着形成」に向けての、こぱんはうすさくら札幌太平教室での関りについて】
【6つのポイント】
★愛着形成が不十分だと思われる子には、まず身体接触(スキンシップ)による安心感、心地よさを実感してもらう取り組みが必要ですが、
その次の段階へと、さらに発展させる必要があります。
➀ 活躍する場を作る
・誉める。
・その子の行動についての実況中継を行なうことなどで、主役にしてあげる。
(※大リーグの大谷翔平の実況アナウンサーのように)
② 握手効果
・手つなぎ鬼 ・押し相撲 ・みんな手をつないでのサヨウナラ ・帰るときのドアや玄関でのハイタッチ
③ 柔らかな声かけ
④ 共感する
⑤ 見つめ返す
⑥ 一緒に遊ぶ
※【スキンシップ(身体接触)について】
・過度な、あるいは、年齢不相応なスキンシップや身体接触にならないように気を付けることが必要です。
・相手の年齢や性別を考えた、適切な人との距離(対人距離)の取り方、関わり方を子どもたちに学んでもらうのも、放課後等デイの大切な役割と考えられる。
・そのために、職員自身が、子どもたちとの身体接触について振り返り、見つめ直す必要もあるかもしれません。
・身体の寄り添い方、距離、身体に触れること、ハグをすること、体と体が接触する遊び、スキンシップ(おんぶ、抱っこ、肩車)などについて、その子に対する関わり方が、適切なのか、常に意識しながら、療育を行なう必要があります。
特に異性の場合は、より慎重に行う必要があります。
・ある特別支援学校では、小学校2年生以降は、たとえ親であっても、性の違う児童と入浴及び入浴介助する際は、着衣して対応するように指導されているとのことです。
・また、欧米では、児童と性の違う親が、就学以降の年齢の子と一緒に入浴することそのものが、性的虐待に当たると考えられています。 但田たかゆき
【愛着について】【スキンシップについて】
教室の毎日
22/11/09 08:27