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【独自の取り組み】危機回避シュミレーション訓練

教室の毎日
House Of Vedaでは、定期的に危機回避シュミレーション訓練を開催しています。
今回のテーマは【言葉の暴力、言って良いこと悪いこと・同調する罪の重さ】でした。

これまで行ってきたテーマは、【嫌なことに誘われ時、どうやって断る?】【いじめ・暴力問題】をテーマに、主に土曜日に開催していたので、今回は平日開催で取り組みました。

この訓練の意図は、もしも実際に同じような場面に出くわした際に、自分の身を守るための言動をその場しのぎではなく、考えて行動できるように行っています。

今回の開催は、ひとりのお友だちに対して、複数人で「くさい、ぼけ」など、と言葉の暴力を振るう場面が実際に発生したため、急遽開催し、俯瞰的に物事を見た上で、今後の自分の言動の見直しに繋がれば・・との思いで行いました。

誰がどうとかではなく、危機回避シュミレーションを通して
言葉の暴力、言って良い時と悪い時、その判断、同調することの罪の重さを考える時間で、子どもたちにとって楽しい時間ではなかったと思いますが、実際に直近で起こったことや、これまでもこのようなことで問題になったことを振り返る時間になりました。

また、このようなテーマに沿ったトークセッションの場では、子どもたちの個性がよく現れます。

テーマ背景にある子どもたちの日々の中にある葛藤や、それぞれが自分なりに考えて社会との付き合いを考えているんだなと思わされる部分。教育現場にある課題。。etc...

いじめ問題のテーマの時にも、子どもよりも大人(学校側)がその場をいかにうまく凌ぐか?を考えている背景が見えましたし、今回も、大人(先生や親)のいないところで起こる問題に耐え抜く子どもたちの心の葛藤を垣間見て、なんとも苦しい気持ちにあふれ、さすがに涙を堪えました。

言葉の暴力に対して、「もう慣れた!」と言う場面もあり、"そんなことなれたらあかん!"と言った後の子どもの「でも、毎日言われ続けるんやから、慣れるしかないやん」には、不甲斐なさが込み上げます。

これを書いてても泣きそう。
もし、我が子がそんな思いをしてると思ったらどう思いますか?
ほんとにそうなってほしいですか?

危機回避シュミレーション訓練として、自分ごとではなく、一旦俯瞰し、問題テーマとして扱う中で、"子どもたちの本音に触れたい"という意図で行っていますが、本当に毎回、子どもたちの本質に触れる度に、子どもがいかに社会(学校)で、親元から離れた場所で、自分を守るための判断を自分なりに考えてやっているかがよくわかります。

だからこそ、House Of Vedaでは、第三の場所として、まずその日その時の子どもたちを迎えた時には、その日その時の子どもの様子をキャッチし、まずは満たすところからを大切にしています。

どれだけ感覚アプローチや一人一人に必要な支援があったとしても、満たされない偏りのある状態からではどんなバランスも育ちません。

子どもたちは、本当に毎日頑張ってるし、たくさん考えてる。
そして、本当によくわかってる。

守っていきたいなぁ。その子らしさを。

改めて強く思います。

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