先日、子どもたちを自宅へ送る車の中で、家族についての話を聞きました。
「どこに行った」「あれをやった」「こんなことがあった」
楽しそうな話が続く中で、時折、子どもの本音がふっとこぼれることがあります。
その日も、「おばあちゃんとは、もう会わないんだ」
「お父さんはどうとか……」といった話が出ました。
さらに家庭内で起きていることや、お母さんの感情を軸にした内容を子どもは詳しく話してくれました。
その言葉を聞きながら、私は思いました。
子どもは親のすべては理解できなくとも親の感情を一生懸命受け止めようとしている。親が思っている以上に、いろいろなことを感じて考え、そしてしっかりと受け止めているのかもしれません。それは親が自分のすべてで大好きだから。
しかしどうしていいかわからず、誰かに聞いてほしくて車の中でポツリと話してくれたのかもしれません。
その保護者の方とは久しぶりにお会いしました。
夏休みを経てお子さんの学習について、とても心配されていました。
私が見ているお子さんは、とても素直でまっすぐで、こちらが伝えたことをよく聞き、やり方を覚えて学んだことをぐんぐん吸収しています。
ただ、「できた!」という自分の中の実感が少なかったために、「自分はできない」と思い込んでしまっているように見えました。あと数回、回数をこなして自分の物にすれば自信がつきそうだなと感じました。
そのことをお伝えすると家で見せている顔とも異なるようで本当にうちの子できているのかしら?と半信半疑な様子でした。
私は、学習は心配ありません。本当に一生懸命頑張っていますよとはっきりお伝えして、車の中で聞いた言葉の方がどうもひっかかり保護者の方に先ほどの内容をお話ししました。私は学習よりもそちらの方が気になりましたと。
親も人間で誰かに聞いてほしいこともあります。
自分の気持ちを子どもにわかってほしいと思うこともあります。
その気持ちは、私にもよくわかります。
でも、それはあくまで「親が感じたこと」で子どもが知らなくてもいいこともあります。
家庭の中で起きていること、夫婦のこと、親族とのこと。
親にとっては大切な問題であっても、それを子どもにすべて伝える必要があるとは限りません。子どもにすべてのことを伝えなくてもいいのではないかということです。
では何を伝えて、何を伝えなくていいのか。
私は、自分自身の感情と切り離したことが大前提で、この情報を知ることで子どもが安心できるの内容なのか。それとも、不安や負担が増える内容なのかが大切だと思っています。
例えば、子どもの生活や安全に関係することはしっかり言って聞かせる。
「今日はお迎えが遅くなる」「引っ越すことで学校が変わることになった」
など、子どもの生活に影響することは、年齢に合わせてきちんと伝える必要があります。
あわせて子ども自身のせいではないこと、あなたを大切に思っていることなど安心につながる言葉も伝えてあげてほしいと思います。
子どもに必要なのは、出来事のすべてを知ることではなく、自分が安心して生活するために必要な情報を知ることなのだと思います。
一方で親同士の感情的なやり取りや、誰かに対する強い不満、親族間のトラブルなどは、言いたい気持ちを時にグッと我慢することも必要なのだと感じます。
親が誰かを嫌っていても、怒っていても子どもまで嫌い怒る必要はありません。
子どもにも感じる自由があって、自分の気持ちを持つ余白を残してあげたい。
それは、子どもが自分の人生を生きていくためにとても大切なことだと思います。
親だって苦しいときがあります。誰かに話を聞いてほしいこともあります。
だから、すべてを一人で抱える必要はありません。
ただ、その気持ちを話す相手が「子どもでなければならないのか」は、考えることはとても大切です。
大人が大人の話をする場所を持つことも大切です。
子どもに話さないことは、親が我慢しているということではありません。
親の感情は、親が安心して話せる場所で受け止めてもらう。
そして子どもの前では、子どもが安心できる環境をつくる。
そんな線引きがあってもいいのだと思います。
親が子どもを守るということは、何でも教えることではありません。
時には、聞かせない。時には、親がぐっとこらえる。
そして、子どもが自分の目で人や出来事を見ることができるようにする。
それもまた、子どもを守ることの一つなのだと思います。
子どもを守るということは、すべての情報から遠ざけることでも、すべてを教えることでもありません。子どもが安心して、自分の目で世界を見ることができるように、必要な情報を選んで渡していくこと。それも、親ができる大切な子育ての一つなのだと思います。
そして、子どもたちが安心して自分の気持ちを話せる場所を、私たち大人がつくっていくこと。私はこれからも、そんな関わりを大切にしていきたいと思います。
最後は保護者の方と笑顔で、
「また明日、ご利用お待ちしています」とお伝えして、その場を後にしました。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「どこに行った」「あれをやった」「こんなことがあった」
楽しそうな話が続く中で、時折、子どもの本音がふっとこぼれることがあります。
その日も、「おばあちゃんとは、もう会わないんだ」
「お父さんはどうとか……」といった話が出ました。
さらに家庭内で起きていることや、お母さんの感情を軸にした内容を子どもは詳しく話してくれました。
その言葉を聞きながら、私は思いました。
子どもは親のすべては理解できなくとも親の感情を一生懸命受け止めようとしている。親が思っている以上に、いろいろなことを感じて考え、そしてしっかりと受け止めているのかもしれません。それは親が自分のすべてで大好きだから。
しかしどうしていいかわからず、誰かに聞いてほしくて車の中でポツリと話してくれたのかもしれません。
その保護者の方とは久しぶりにお会いしました。
夏休みを経てお子さんの学習について、とても心配されていました。
私が見ているお子さんは、とても素直でまっすぐで、こちらが伝えたことをよく聞き、やり方を覚えて学んだことをぐんぐん吸収しています。
ただ、「できた!」という自分の中の実感が少なかったために、「自分はできない」と思い込んでしまっているように見えました。あと数回、回数をこなして自分の物にすれば自信がつきそうだなと感じました。
そのことをお伝えすると家で見せている顔とも異なるようで本当にうちの子できているのかしら?と半信半疑な様子でした。
私は、学習は心配ありません。本当に一生懸命頑張っていますよとはっきりお伝えして、車の中で聞いた言葉の方がどうもひっかかり保護者の方に先ほどの内容をお話ししました。私は学習よりもそちらの方が気になりましたと。
親も人間で誰かに聞いてほしいこともあります。
自分の気持ちを子どもにわかってほしいと思うこともあります。
その気持ちは、私にもよくわかります。
でも、それはあくまで「親が感じたこと」で子どもが知らなくてもいいこともあります。
家庭の中で起きていること、夫婦のこと、親族とのこと。
親にとっては大切な問題であっても、それを子どもにすべて伝える必要があるとは限りません。子どもにすべてのことを伝えなくてもいいのではないかということです。
では何を伝えて、何を伝えなくていいのか。
私は、自分自身の感情と切り離したことが大前提で、この情報を知ることで子どもが安心できるの内容なのか。それとも、不安や負担が増える内容なのかが大切だと思っています。
例えば、子どもの生活や安全に関係することはしっかり言って聞かせる。
「今日はお迎えが遅くなる」「引っ越すことで学校が変わることになった」
など、子どもの生活に影響することは、年齢に合わせてきちんと伝える必要があります。
あわせて子ども自身のせいではないこと、あなたを大切に思っていることなど安心につながる言葉も伝えてあげてほしいと思います。
子どもに必要なのは、出来事のすべてを知ることではなく、自分が安心して生活するために必要な情報を知ることなのだと思います。
一方で親同士の感情的なやり取りや、誰かに対する強い不満、親族間のトラブルなどは、言いたい気持ちを時にグッと我慢することも必要なのだと感じます。
親が誰かを嫌っていても、怒っていても子どもまで嫌い怒る必要はありません。
子どもにも感じる自由があって、自分の気持ちを持つ余白を残してあげたい。
それは、子どもが自分の人生を生きていくためにとても大切なことだと思います。
親だって苦しいときがあります。誰かに話を聞いてほしいこともあります。
だから、すべてを一人で抱える必要はありません。
ただ、その気持ちを話す相手が「子どもでなければならないのか」は、考えることはとても大切です。
大人が大人の話をする場所を持つことも大切です。
子どもに話さないことは、親が我慢しているということではありません。
親の感情は、親が安心して話せる場所で受け止めてもらう。
そして子どもの前では、子どもが安心できる環境をつくる。
そんな線引きがあってもいいのだと思います。
親が子どもを守るということは、何でも教えることではありません。
時には、聞かせない。時には、親がぐっとこらえる。
そして、子どもが自分の目で人や出来事を見ることができるようにする。
それもまた、子どもを守ることの一つなのだと思います。
子どもを守るということは、すべての情報から遠ざけることでも、すべてを教えることでもありません。子どもが安心して、自分の目で世界を見ることができるように、必要な情報を選んで渡していくこと。それも、親ができる大切な子育ての一つなのだと思います。
そして、子どもたちが安心して自分の気持ちを話せる場所を、私たち大人がつくっていくこと。私はこれからも、そんな関わりを大切にしていきたいと思います。
最後は保護者の方と笑顔で、
「また明日、ご利用お待ちしています」とお伝えして、その場を後にしました。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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