教育現場で教師をしていた時から疑問だったのが、教師が板書をしたものを子どもたちがノートにまとめるということ。先日の小学生との授業も高校生への授業もノートを書き写すのに精一杯で話は全く入っていないと感じた。

遠くの文字を目視して、ある程度覚えてからマス目に沿って手前のノートに書き写す。板書の色も変わればそのたびにペンケースから該当の色を探し出す。ものすごく高度なスキルであると思う。

高校生に古典を指導していた時は原文と口語訳をノートに書き写させていた。書き写すのが面倒でノートを書かない生徒が続出していた。
私が原文をまとめ、口語訳を虫食いにして授業中に書きとればすべてのノートが完成するプリントを毎度用意するようにした。

ノートをすべて写させているクラスよりも私が担当しているクラスの方がテストの平均点が高かった。見直しもしやすいし、授業時の話も聞ける。このことから私は書き取ることよりも話を最後まで聞き取ることの方が大切なことであるとずっと思っている。

相談の現場でもそうだと思う。ノートやパソコンにずっと目を向けている人には話す気にはならない。話す人に体を向け、顔を上げ、目を見る。あなたの話を聞いていますよという相手に真摯に向き合っている姿勢を見せることがまずは人と関わりを持つ上で一番大切であると思う。

子どもが授業中ノートを取らないと嘆いていらっしゃる保護者の方には大丈夫ですよ！一番話を聞いていますからと私は声をかける。

＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊
2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
ＪＲ馬橋駅から徒歩１０分
１階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物３階部となります。エレベーターがございません。

ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは１週間を通しての活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・