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かみか企画 (個別、小集団、オーダーメイド療育、行き渋り・不登校支援)のブログ一覧

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(308件)
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予測符号化てなに?

こんにちは(^^♪『かみか企画』です⭐ 発達障害(自閉スペクトラム症)の子が苦手な 「予測符号化」ってなに? 「さっきまで楽しそうだったのに、急に怒った」 「説明してないのに、わかっていると思っていたら大混乱」 自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを見ていると、こんな場面に出会うことがあります。 その背景にあるのが 「予測符号化」 という脳のはたらきです。 予測符号化って、簡単に言うと? 人の脳はふだん、 • 「次はこうなるだろう」 • 「たぶんこういう意味だな」 と 先を予測しながら 世界を見ています。 たとえば大人なら 「先生が立ち上がった=そろそろ終わり」 「この言い方=冗談かな?」 と、無意識に予測しています。 これが 予測符号化 です。 自閉スペクトラム症の子は、なにが大変? ASDの子どもは、この 「先を予測する力」や「暗黙の予測」 がとても苦手なことがあります。 だから ① 急な変化がつらい • 予定変更 • 急に話題が変わる • いきなり指示される いきなり系が兎に角無理 ② 言葉の裏や空気が読めない • 「あとでね」←いつ • 「ちょっと待って」←どんくらい • 表情や声のトーン ③ 「わかってるでしょ」が通じない 大人は 「これくらい言わなくてもわかるよね」 と思いがちですが、 その「わかる」は 予測の力 に支えられています。 ASDの子にとっては 説明されていないこと=存在しないこと に近いのです。 性格でも、甘えでもありません。脳の特性です。 支援のコツは「予測を外に出す」 ASDの子には、 頭の中で起きている予測を、目に見える形にする ことがとても大切です。 「あとで片づけよう」ではなく、 「5分後に片づけるよ。タイマーが鳴ったらね」 💡 先に伝える • 今日の流れ • 次に起きること • 終わりの合図 「今 → 次 → 終わり」をセットで 💡 変化はワンクッション 「急に変わる」ではなく 「変わるよ → 次こうやで→ だからこうしよう」 予測できると、子どもは安心する 予測できる世界は ASDの子にとって 安全な世界 です。 • 落ち着く • 切り替えられる • 失敗が減る • 自信につながる 予測を助けることは、 甘やかしではなく、脳に合った支援 です。 🍀てなことで🍀 自閉スペクトラム症の子が困っているとき、 それは「気持ち」よりも先に 「予測できなかった脳のしんどさ」 が起きています。 「どうしてできないの?」ではなく 「何が予測できなかったのかな?」 そう考えるだけで、 子どもへの見え方が、少しやさしく変わります

かみか企画 (個別、小集団、オーダーメイド療育、行き渋り・不登校支援)/予測符号化てなに?
教室の毎日
25/12/18 13:16 公開
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⭐空想に没頭⭐

こんにちは(^^♪『かみか企画』です⭐ 自閉スペクトラムの子が空想に入るのは、どうして? 【大前提】 わざと無視しているわけじゃない サボっているわけでもない 頭の中で「安全な場所」に入っているだけです。 子どもに伝える超かんたん説明 💡子どもに言うなら、こう 「〇〇くんのあたまのなかには、 映画、ドラマみたいな世界があるんだね。 ちょっとつ疲れた時、そこに行くことがあるんだよ。」 なぜ空想に入るの? ① まわりがうるさくて つかれる • 音 • 人の声 • いっぱいのルール 頭パンパン ② あたまの中のほうが 楽 • しずか • 自分のペース • こわいことがない ほっとできる 安心できる ③ いま、ちょっとむずかしい • どうすればいいかわからない • しっぱいしたくない だから いったん空想へ 💡空想=休けい・心のクッション 空想に入ってるときの関わり方 やらないでほしい声かけ • 「なにぼーっとしてるの!」 • 「ちゃんとしなさい!」 • 「また妄想!」 これはダメすぎるからこんな事言う人人間ならいないやろうけど 💡 こう言ってほしい ① まず認める←メチャ大切 「たのしい世界に行ってたんやね」 ② 戻る合図を出す 「あと5ふんで もどろうか」 (タイマー見せると◎) ③ 小さく戻す 「1こだけ いっしょにやろう」 ④ 戻れたらすぐ言葉に 「もどれたね」 「えらいよ」 (年中さん) 例えば① ブロック中に空想 「なに遊んでるの!プリント!」←絶対ダメ💢👊 「いまロボットのせかいかな? タイマーなったら 1もんだけね」 ② プリント中に止まる 「また手とまってる!」←絶対こんなんアカン 「むずかしくなった? ここだけ いっしょにやろ」←最高 ③ ごっこが終われない 「もう終わり!」←ダメすぎる 「このえいが、あと3ふんで エンディングね」←ちょっと妄想に参加してる感がある どうして「戻れたこと」をほめるの? ASDの子にとって 空想に入らないではなく空想から戻れる これが大きな成長。 🍀てなことで……🍀 空想は 治すものではなくつかえる力💪 空想があるから • がんばれる • 耐えられる • 想像力が育つ 【大人の役割は、引きずり出すことではなく、安心して戻れる道をつくること】

かみか企画 (個別、小集団、オーダーメイド療育、行き渋り・不登校支援)/⭐空想に没頭⭐
教室の毎日
25/12/18 08:00 公開
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お願いだから発達障害の子達に身に着けて欲しい『救助スキル』

こんにちは(^^♪『かみか企画』です⭐ 発達障害の子につけてほしい【救助スキル】とは? 発達障害のある子どもたちは、 「できない」のではなく、 困ったときに助けを呼ぶ方法が分からないことが多くあります。 実は、将来の安心や自立に直結するのが 救援スキル(助けてを出す力)です。 救援スキルが弱いと起きやすいこと 救援スキルが身についていないと、こんな場面が起こります。 • 分からないのに黙り込む • 限界まで我慢して突然爆発する • 「どうせ無理」「もういい」と投げる • パニック・癇癪・不登校につながる 本人は怠けているわけでも、反抗しているわけでもありません。 「助けて」と言う回路が育っていないだけなのです。 発達障害の子につけてほしい救援スキル5つ ①「困っていること」を言葉にする力 まず必要なのは、正解を言う力ではなく 困っている状態を表す力です。 例えば • 「わからない」 • 「むずかしい」 • 「もう一回おしえて」 • 「ここまでしかできない」 正確な説明でなくてOK 単語レベルからで十分 ② タイミングよく助けを求める力 多くの子は • 最初から「できない」と言う • 逆に限界まで我慢してから崩れる という両極端になりがちです。 そこで教えたいのは 「〇分考えて無理なら聞いていい」 という基準。 例えば • タイマー2分ルール • 3回やってダメなら手を挙げる 「いつ聞いていいか」を明確にすることで安心します。 ③ 非言語の救援サインを使う力 言葉が出にくい子には、 言葉以外の助けの出し方を用意します。 例えば • 赤カード=助けて • 黄色カード=少しヒントほしい • 手を挙げる • ノートに丸をつける 「言えない=助けられない」にならない工夫が大切です。←メチャクチャ大切 ④ 失敗しても助けを求めていいという認知 発達障害の子は • 失敗=怒られる • 聞く=迷惑 と誤解していることが多いです。 だからこそ、大人が繰り返し伝えたい言葉はこれ • 「聞くのは悪いことじゃない」 • 「途中で止まっていい」 • 「助けを使えるのは強さ」 救援スキル=甘えではない という価値観を育てます。 ⑤ 助けてもらった後に戻る力 意外と大事なのがここです。 • 助けてもらったら最初からやらされる • 失敗を責められる これが続くと、子どもは助けを呼ばなくなります。そりゃそうやろうな 理想は • ヒントだけもらって続きに戻る • 途中から再スタートできる 「助けは一時的でいい」と経験させます。 救援スキルは将来の自立スキル 大人になって本当に必要なのは、 • 分からないときに聞ける • 無理なときに助けを求められる • 1人で抱え込まない という力です。 勉強よりも、 運動よりも、 救援スキルは一生ものです。 最後に 発達障害の子に必要なのは 「頑張らせること」ではなく 安心して助けを使える環境です。 救援スキルが育つと、 • パニックが減る • 自信が増える • 挑戦できる範囲が広がる 【助けて】と言える力は、 その子の未来を守る力に確実になります

かみか企画 (個別、小集団、オーダーメイド療育、行き渋り・不登校支援)/お願いだから発達障害の子達に身に着けて欲しい『救助スキル』
教室の毎日
25/12/17 17:04 公開
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自尊心低下のサイン

こんにちは(^^♪『かみか企画』です⭐ 発達障害のある子に見られる【自尊心低下のサイン】 「うちの子、やる気がないのかな?」 「すぐ拗ねるし、どう関わればいいの?」 実はそれ、自尊心が下がっているサインかもしれません。 発達障害のある子は、努力しているのにうまくいかない経験が重なりやすく、知らないうちに心が疲れてしまうことがあります。 今回は、見逃されやすい自尊心低下のサインと、周りの大人ができる関わり方をお伝えします。 自尊心が下がっているときに見られやすいサイン ①「どうせできない」「無理」とすぐ言う  『どうせ』よくききます 挑戦する前から諦める言葉が増えていませんか? これは怠けではなく、 「失敗して傷つきたくない」心の防衛反応です。 ② 極端に完璧を求める・失敗を強く嫌がる ・少し間違えると癇癪 ・やり直しを極端に嫌がる ・消しゴムを何度も使う←めちゃわかる 「完璧でいないと認めてもらえない」という思い込みが背景にあることがあります。←しんどいね ③ すぐ拗ねる・怒る・口が悪くなる 言葉や態度が荒くなるのは、 自分を守るための鎧のようなもの。 本当は 「わかってほしい」 「できない自分を見ないでほしい」 そんな気持ちが隠れています。 ④ 褒められても否定する 「すごいね!」と言っても 「全然」「たまたま」と返す。 これは謙遜ではなく、 自分の成功を信じられなくなっている状態です。 ⑤ やる気がないように見える ・ぼーっとする ・指示を聞いていない ・動きが遅い 実は「やる気がない」のではなく、 失敗体験が多く、心がブレーキをかけている場合があります。 なぜ発達障害の子は自尊心が下がりやすいの? 発達障害の子は • 頑張っても注意されやすい • できない部分が目立ちやすい • 周りと比べられやすい その結果、 「自分はダメ」 「どうせ怒られる」 という思考が積み重なってしまいます。 脳の特性 × 環境が合わない状態が続くと、自尊心は少しずつ削られていきます。 大人ができる大切な関わり方 結果より「過程」を言葉にする 「できたね!」←意外とダメ 「最後までやろうとしたね」←これこれ 当たり前をちゃんと認める ・座れた ・話を聞こうとした ・嫌でも来られた 小さな行動こそ言葉にすることが大切です。 否定せず、気持ちを代弁する 「できなくて悔しかったんだね」 「頑張ってたの、ちゃんと見てたよ」 理解される経験が、自尊心を少しずつ回復させます。 🍀てなことで🍀 自尊心は「褒めれば育つ」ものではありません。 安心できる関係の中で、「そのままで大丈夫」と感じられることが土台になります。 行動の奥にある心の声に、そっと耳を傾けてみてください。 それだけで、子どもの表情は少しずつ変わっていきます。

かみか企画 (個別、小集団、オーダーメイド療育、行き渋り・不登校支援)/自尊心低下のサイン
教室の毎日
25/12/17 08:01 公開
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脳の特性×環境

こんにちは(^^♪『かみか企画』です⭐ 発達障害の子どもの行動は【「脳の特性 × 環境」】で決まる 「どうしてこの子は、いつも同じことでつまずくんだろう」 「家では大丈夫なのに、園や学校では荒れてしまう」 発達障害のある子どもの行動は、 本人の性格や育て方だけで決まっているわけではありません。 実は、 脳の特性と周りの環境が合わさって、行動は生まれています。 行動=その子の脳の使い方 発達障害の子どもは、 • 情報の受け取り方 • 気持ちの切り替え方 • 音・光・人との距離の感じ方 などが、定型発達の子と違います。 これは「できない」のではなく、 脳の処理の仕方が違うということです。 同じ子でも行動が変わる理由 よくあるのが、 • 家では落ち着いている • でも園・学校ではパニックになる というケース。 これは、 脳の特性は同じ 環境だけが違う から起こります。 行動を決める「環境」とは? ここでいう環境は、場所だけではありません。 • 声の大きさ • 人の多さ • 予定の見通し • 指示の出し方 • 失敗した時の反応 こうしたものすべてが、 子どもの行動に影響しています。 例えば突然怒るように見える子 一見すると 「急にキレた」「わがまま」に見える行動も、 実際には • 音が重なりすぎた • 予定変更の説明がなかった • 失敗を責められたと感じた など、 脳が処理しきれなくなった結果であることが多いです。 行動を変えたいなら「人」より「環境」 子どもの行動を変えようとするとき、 つい • 注意する • 叱る • 我慢させる になりがちですが、 本当に効果的なのは、 💡 環境を調整すること • 見通しを伝える • 情報を減らす • 言葉をシンプルにする • できた部分を先に認める これだけで、 同じ子が驚くほど落ち着くこともあります。 「問題行動」はサイン 発達障害の子どもの行動は、 困らせるためでも甘えでもなく 「この環境はしんどい」 「助けてほしい」 というサインです。 🍀てなことで🍀 発達障害の子どもの行動は、 脳の特性 × 環境 = 今の行動 どちらか一方だけを見ても、理解はできません。 子どもを変えようとする前に、 環境を少し見直す。 それが、 子どもが安心して力を発揮できる一番の近道です。

かみか企画 (個別、小集団、オーダーメイド療育、行き渋り・不登校支援)/脳の特性×環境
教室の毎日
25/12/16 17:19 公開
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