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療育センターエコルド【1歳からの早期療育】のブログ一覧

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タングラムで育つ“形の力”―遊びが学びに変わる時間

個別・小集団活動に取り入れているのが、「たんぐらむ」。
形や大きさの違う7種類のピースを組み合わせて、指定されたシルエットを作るパズルです。はじめは「ガイドボード(はめこみ)」から始められるのが特徴で、2ピース→7ピースへと20段階で少しずつ難しくなっていくので、子どもの“できた”を積み上げながらステップアップできます。


療育的に一番大きいのは、図形感覚・空間認知です。
ピースを回したり、向きを変えたりしながら「この形はここに入るかな?」と考えることで、頭の中で形を操作する力が育ちます。特に、ガイドボードの段階では“枠に合わせてはめる”ため、正解・不正解が分かりやすく、試行錯誤を続けやすいのも良い点です。


次に伸びやすいのが、実行機能(段取り・見通し・切り替え)。
タングラムは「とりあえず置く」だけでは完成しません。どのピースから試すか、合わなかったらどう直すか、途中で見本を見直すか――こうした一連の流れが、自然と“考えて行動する練習”になります。
うまくいかない場面でも、職員が「まず大きい三角から」「角をそろえてみよう」などヒントを出して“次の一手”を作ると、投げ出さずに再挑戦しやすくなります。


また、目と手の協応・手先の調整にもつながります。ピースをつまむ、回す、そっと置く、ずれを微調整する…といった動きは、書字や工作、衣服のボタンなど生活動作の土台にもなります。ピースが木製なので扱いやすく、崩れたときもすぐやり直せるため、繰り返し練習がしやすい印象です。


小集団で行う場合は、さらにコミュニケーションの練習にもできます。「次どれ使う?」「ここが違うかも」「見本もう一回見よう」など、共同で作るとやりとりが自然に生まれます。勝ち負けのあるゲームが苦手な子でも、タングラムは“協力して完成を目指す”形にしやすく、成功体験を共有しやすいのが魅力です。


取り入れ方のコツは、“年齢”よりその子の段階で調整すること。
まずはガイドボードで2~3ピースから(成功体験づくり)

慣れたら「見本を一度見て隠す」→ワーキングメモリの要素を追加

さらに「説明してもらう(どこをどう置いたか)」→言語化・順序立ての練習へ


“遊び”の中で「見る・考える・直す」を繰り返せるタングラムは、図形が得意な子だけの教材ではなく、支援の工夫次第でいろんな子の「できた!」を引き出せます。

これからも、その日のコンディションや得意・苦手に合わせて難易度を調整しながら、楽しく活用していきたいと思います♪
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