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療育センターエコルド【1歳からの早期療育】のブログ一覧

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“最後まで聞く”を育てるトーキングゲーム

SSTの時間に取り入れているのが、「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」です。

カードを1枚引き、そこに書かれた質問に答えるだけ。勝ち負けはなく、ルールの核は「相手の話を黙って最後まで聴く」ことです。シンプルなのに、この“聴く”体験がとても深い学びにつながります。


このゲームの良さは、「話す人が安心して自己開示できる場」を作りやすいこと。
質問に答える側は、自分のことを言葉にする練習になりますし、聴く側は“相手の話を遮らずに受け取る”練習ができます。
普段、つい口を挟んでしまう子や、自分の話ばかりになりやすい子にとっても、「順番」「待つ」「聞く」を体験として積み重ねられるのがポイントです。


療育的には、
①傾聴(相手の話を最後まで聞く)
②順番交代
③自己理解と言語化
④安心感の中での対人経験
が同時に育ちます。特に「早く!」「質問で割り込む」「笑ったりからかったりする」といった“話し手の安心を壊す行為”をしない約束があることで、話すのが苦手な子も参加しやすくなります。


現場では、いきなり長く話すのが難しい子もいるので、最初は「一言でもOK」「選択肢で答えてOK」にしたり、答える時間を短めにしたりして成功体験を作ります。
慣れてきたら、「理由を一つ足してみよう」「最後に“ひとこと返し”(例:『そうなんだね』)を言ってみよう」とステップアップ。聞く側は“うなずき・姿勢・視線”など、言葉以外の聴き方も一緒に練習します。

続けていくと、「自分の話を最後まで聴いてもらえた」という体験が積み重なり、少しずつ心が開いてくることがあります。実際に、このカードを繰り返し使う中で、普段は閉じがちだった子の内面が言葉として出てきた、というエピソードも紹介されています。


“話す力”より先に、“安心して話せる場”を作る。トーキングゲームは、その入口を作るのが得意な教材だと感じています。
日々の小さな「聴けた」「話せた」を積み重ねながら、心地よいコミュニケーション体験を増やしていきたいですね♪
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