先日のスタッフミーティングで、話題になりました。
『Fくんって優しいんですよ。
自分が遊んでるおもちゃを「貸して」って頼まれると、「はい」って渡してあげるんです。
とても良い子ですよ。』
たしかに周りから見ると、すごく協調性があって優しい子に見えますよね。
でも、ちょっと待って!!!
それって、本当にそうなのでしょうか?
Fくんは、ちゃんと納得しておもちゃを譲っていますか?
教室長が、スタッフに説明しました。
『Fくんはおもちゃを渡したくないけど、断れないだけかもしれない。
エフの職員は表面だけを見てはダメ。その子の気持ちを見てあげないと。』
もし、Fくんが断れないだけだとしたら、今こそSST実践の時です。
「もう少し遊びたいなら、イヤって言ってもいいんだよ」
と伝えます。
もちろん、「イヤ」 と言ったのでは人間関係を構築できませんから、断り方も一緒に練習します。例えば、
「ごめんね、ぼくもうちょっと遊びたいから後でね」
SSTは手法が確立したカリキュラムです。
でも成果を上げられるか、最後は人です。
職員の能力とやる気にかかっています。
SST で身に付けたい③ 続「嫌なことはイヤと言える力」
エフの療育について
25/07/08 10:29
