今日、11月7日は「立冬」。暦の上では、今日から冬が始まります。朝晩の空気がぐっと冷たくなり、公園の落ち葉もすっかり色づいてきました。
土曜日の公園。ほかのお子さんが鬼ごっこで走り回るなか、わが子は少し離れたところで、どんぐりを一つひとつ並べています。楽しそうに見えるけれど、「お友達と遊べないのかな」「一人遊びばかりで大丈夫かな」と、胸が少しざわつくことはありませんか。
こんなお悩み、ありませんか。
・公園に行っても、ほかの子の輪に入らず、一人で遊んでいる
・「一緒に遊ぼう」と声をかけられても、うつむいて断ってしまう
・お友達と遊ぶと、すぐにトラブルになってしまう
・一人遊びは夢中なのに、集団遊びになると固まってしまう
まずお伝えしたいのは、これは親御さんの育て方のせいでも、お子さんのわがままでもありません。一人遊びは、遊びの発達の大切な一歩です。お子さんは今、自分のペースで世界を確かめている最中なのです。
遊びには、実は階段があります。一人で遊ぶ「一人遊び」、近くで同じように遊ぶ「並行遊び」、そして一緒に遊ぶ「協同遊び」へと、少しずつ進んでいきます。今の姿は、その階段の途中にいるだけなのです。
また、お友達と遊ぶには、相手の気持ちを想像したり、ルールを覚えて切り替えたりと、頭と心のたくさんの仕事が必要です。疲れていたり、まわりの音や動きが多かったりすると、体が緊張して「一人に戻りたい」と感じることもあります。5領域でいえば、認知・行動や運動・感覚の土台が、まだゆっくり育っている途中なのです。決して「できない子」ではなく、「これから育つ力」です。
1. 「となりで遊ぶ」から始める
いきなり輪に入るのは、ハードルが高いもの。まずはおうちで、保護者の方がとなりで同じおもちゃで遊んでみましょう。同じ積み木を並べるだけでも、「そばに人がいるって楽しい」という安心感が育ちます。無理に貸し借りをさせなくて大丈夫です。
2. お友達は「1人・短い時間・好きな遊び」から
大人数より、まずは気の合うお友達1人と、短い時間だけ。お子さんの好きな遊びを選んで、「あと10分でおしまいね」と終わりを先に決めておくと安心です。小さな「楽しかった」が積み重なると、次への自信になります。
3. 「入れて」「かして」を家で練習する
お友達の輪に入る一言は、ぶっつけ本番では難しいもの。おうちでごっこ遊びをしながら、「入れてって言ってみようか」と一緒に練習してみましょう。「言えたね」とほめることで、言葉がお守りになります。困ったときの合図を決めておくのもおすすめです。
・一人遊びが楽しい様子でも、ずっと表情が硬く、さみしそうに見えるとき
・お友達との関わりを強く避け、不安が大きいとき
・「どう声をかけたらいいか分からない」と保護者の方が一人で抱えているとき
一人遊びが多いことは、決して悪いことではありません。お子さんのペースを大切にしながら、小さな「一緒に楽しい」を一つずつ増やしていきましょう。その一歩を、私たちも一緒に考えます。どうぞお気軽にご相談ください。
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
児童指導員・理学療法士 内山隆範
土曜日の公園。ほかのお子さんが鬼ごっこで走り回るなか、わが子は少し離れたところで、どんぐりを一つひとつ並べています。楽しそうに見えるけれど、「お友達と遊べないのかな」「一人遊びばかりで大丈夫かな」と、胸が少しざわつくことはありませんか。
こんなお悩み、ありませんか。
・公園に行っても、ほかの子の輪に入らず、一人で遊んでいる
・「一緒に遊ぼう」と声をかけられても、うつむいて断ってしまう
・お友達と遊ぶと、すぐにトラブルになってしまう
・一人遊びは夢中なのに、集団遊びになると固まってしまう
まずお伝えしたいのは、これは親御さんの育て方のせいでも、お子さんのわがままでもありません。一人遊びは、遊びの発達の大切な一歩です。お子さんは今、自分のペースで世界を確かめている最中なのです。
遊びには、実は階段があります。一人で遊ぶ「一人遊び」、近くで同じように遊ぶ「並行遊び」、そして一緒に遊ぶ「協同遊び」へと、少しずつ進んでいきます。今の姿は、その階段の途中にいるだけなのです。
また、お友達と遊ぶには、相手の気持ちを想像したり、ルールを覚えて切り替えたりと、頭と心のたくさんの仕事が必要です。疲れていたり、まわりの音や動きが多かったりすると、体が緊張して「一人に戻りたい」と感じることもあります。5領域でいえば、認知・行動や運動・感覚の土台が、まだゆっくり育っている途中なのです。決して「できない子」ではなく、「これから育つ力」です。
1. 「となりで遊ぶ」から始める
いきなり輪に入るのは、ハードルが高いもの。まずはおうちで、保護者の方がとなりで同じおもちゃで遊んでみましょう。同じ積み木を並べるだけでも、「そばに人がいるって楽しい」という安心感が育ちます。無理に貸し借りをさせなくて大丈夫です。
2. お友達は「1人・短い時間・好きな遊び」から
大人数より、まずは気の合うお友達1人と、短い時間だけ。お子さんの好きな遊びを選んで、「あと10分でおしまいね」と終わりを先に決めておくと安心です。小さな「楽しかった」が積み重なると、次への自信になります。
3. 「入れて」「かして」を家で練習する
お友達の輪に入る一言は、ぶっつけ本番では難しいもの。おうちでごっこ遊びをしながら、「入れてって言ってみようか」と一緒に練習してみましょう。「言えたね」とほめることで、言葉がお守りになります。困ったときの合図を決めておくのもおすすめです。
・一人遊びが楽しい様子でも、ずっと表情が硬く、さみしそうに見えるとき
・お友達との関わりを強く避け、不安が大きいとき
・「どう声をかけたらいいか分からない」と保護者の方が一人で抱えているとき
一人遊びが多いことは、決して悪いことではありません。お子さんのペースを大切にしながら、小さな「一緒に楽しい」を一つずつ増やしていきましょう。その一歩を、私たちも一緒に考えます。どうぞお気軽にご相談ください。
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
児童指導員・理学療法士 内山隆範