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お友達の気持ち一緒に考えみようよ、が届かない時

「お友達の気持ち、一緒に考えてみようよ」が届かない時。
『シングルフォーカス』と『心の理論』という2つの視点についてのお話し。


子ども同士のトラブル。
「何度言い聞かせても、おもちゃを独り占めしてしまう」
「またお友達を傷つけてしまった」
と、保護者の方も心が折れそうになることありますよね。
「お友達の気持ち、一緒に考えてみようよ」と、イラストの中のお母さんのように優しく語りかけても、お子さんがフリーズしてしまったり、
「僕が悪くない!」と頑なになったり癇癪する....
子育てのあるあるですよね。

実は、その背景には、お子さんの心や脳の発達特性が隠れているかもしれません。
イラストを交えながらお話しさせて下さい。


1. どうして「お友達の気持ち」に気が回らないの?

イラストの中にいる男の子の「頭の上」を見てください。
いくつかの「思考の雲(考え)」が浮かんでいますね。この仕組みが、お子さんの行動の理由を教えてくれます。
イラストを観ながら読んで頂ければと思います。

〜『シングルフォーカス(興味のあること)』の特性〜
左の男の子の1番上に浮かんでいるのは「赤いブロックと赤い車」です。
これが、彼が今一番やりたいこと、彼が今『シングルフォーカス(興味のある事に焦点を合わせている)』しているものです。
発達の特性があるお子さんの中には、一度に複数のことに意識を向けたり、意識をスムーズに切り替えたりするのが難しい場合があります。
今、この男の子の意識は「赤い車で遊びたい!」という自分の気持ちに100%集中しています。
「赤い車で遊びたい」、と一つのことに集中すると、周りの列や友達の存在が視界から消えてしまう特性です。「わざと」無視しているのではなく、本当に「見えていない」状態なのです。


〜『心の理論(視点の切り替え)』の発達段階〜
赤い車とブロックの下に、お友達の女の子の「悲しそうな顔」が浮かんでいます。そして、その表情には「?」マークがついています。
これは、『心の理論(他者の心を想像する力)』の発達過程を表しています。
心の理論とは、「自分が見ている世界と、相手が見ている世界は違う」と理解する力です。
心の理論は一般的に4〜5歳頃から育ち始めますが、心の理論が未成熟な時期は自分の心(赤い車)と相手の心(悲しい)を同時に処理できません。男の子は、自分が車を使っていることに夢中で、女の子の悲しい表情に気づくための心の準備がまだ整っていないのです。


それでは、このイラストのような場面に直面した時、どう関わればよいのでしょうか?
大人が一番上に浮かんでいる「電球(気づき)」や「ハート(共感)」の役割を担い、男の子の思考を助けてあげましょう。

① まずは本人の「思い」を否定せずに受け止める(肯定的な共感)
大人は、お子さんがシングルフォーカスしている「思い」を真っ先に言葉にしてあげましょう。
イラストのお母さんのように、「○○くん、ここを滑りたかったんだね」と、やりたかったことや感じた気持ちを「そのまま」繰り返します。
たとえ本人の勘違いであっても、「この大人は僕(私)の味方だ」という安心感を作ることが第一歩です。「この大人は僕(私)の味方だ」という安心感が、次の話を聞くための土台になります。


② 落ち着いてから「相手の思い」に気づかせる
本人が満足して気持ちが落ち着いてから、少しずつ質問をしてみましょう。
「悲しそうな顔のお友達、何人いたか気づいたかな?」
「悲しくなっちゃったお友達は、どんな気持ちだったと思う?」
このように、「自分の思いと相手の思いをすり合わせる」手助けをします。イラストの中の「思考の雲」を、大人が言葉にして並べてあげるイメージです。

③ 「絵」で見てわかるように説明する
言葉だけで理解が難しい場合、簡単なイラストを描いて説明するのが非常に効果的です。
イラストそのものが、まさにその役割を果たしています。ブロックと車、悲しい顔、というように、「気持ち」を視覚化することで、お子さんの「心の理論」の発達を助けることができます。



トラブルが報告されると、親として申し訳ない気持ちになりますよね。でも、大人が子供の1番の味方になって肯定的な関わりを示す事が、子どもが素直に話を聞ける心の扉を開きます。
「ダメでしょ!」と否定で返すと、子どもも否定で返してしまいます。
逆に、「そうしたかったんだね」と肯定的に受け止めてあげると、子どもは安心して「次はどうすればいいか」を学べるようになります。

トラブルはお子さんが「自分と他人の違い」を学ぶための大切なレッスンだと私は思っています。焦らず、少しずつ、お子さんの「見え方」に寄り添って心を育んでいきましょう。


療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
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