今1日5秒だけでも!
「ハグ」は子どもに贈る最高のプレゼント
毎日、仕事に家事に育児……。
息つく暇もないほど忙しい日々の中で、
「もっと子どもと向き合いたいのに、ついイライラしてしまう」と自分を責めてしまう日もありますよね。
そんなお母さんにこそ知ってほしい、魔法の習慣があります。それが「ハグ」です。
実は、何気ない「ギュッ」という習慣には、子どもの心と体を健やかに育む、驚くべきパワーが秘められています。
今回はハグの効果についてお話しさせて下さい。
1. 「幸せホルモン」がママと子どもの心を癒やす
ハグをすると、脳内から「オキシトシン(幸せホルモン)」という物質が分泌されます。
オキシトシンが分泌されると....
• ストレスをリセット:
不安や恐怖を感じる脳の働きを落ち着かせ、パニックやぐずりを鎮めてくれます
• 絆を深める:
「大好きだよ」「味方だよ」というメッセージが言葉以上に伝わり、親子の信頼関係(アタッチメント)を強くします。
• ママもハッピーに:
オキシトシンは抱きしめている側にも分泌されます。お子さんを癒やしているようで、実はママ自身のイライラや疲れを和らげてくれる効果もあるんですよ。
2. 「脳」と「体」の成長をサポート
「触れられること」は、脳にとって非常に重要な刺激になります。
• 感覚の発達:
肌が触れ合う刺激は、脳の神経ネットワークを活性化させます。自分の体の範囲を知る「固有受容感覚」などの発達にもつながり、運動機能の基礎を作ります。
• ぐっすり眠れる効果:
リラックスすることで自律神経が整い、睡眠の質の向上も期待できます。
3. 「自分は大丈夫」という自信を育む
ハグは、子どもにとって最高の「心の安全基地」です。ギュッとされると「ありのままの自分を受け入れてもらえる」という安心感が湧き、新しいことに挑戦する意欲や自信へとつながります。またたくさん触れ合い愛された経験は、将来、他人に優しくできる「思いやりの心」や「共感力」の土台になります。
〜忙しい日の「ハグ」のコツ〜
「ゆっくり向き合う時間なんてない!」という時でも大丈夫。長い時間は必要ありません。玄関での「いってらっしゃい」や、お風呂上がりの一瞬だけのハグでも十分効果があるといわれています。また言葉がゆっくりなお子さんや、感情を出すのが苦手なお子さんにとっても、ハグはダイレクトに届くコミュニケーションになります。
触られるのが苦手なタイプのお子さんの場合は、背中をポンポンしたり、手を握ったりするだけでも「ハグと同じ効果」が得られるそうです。
専門的なトレーニングや療育も大切ですが、家庭でできる一番のサポートは、実はご家族さんの温もりかもしれません。
「今日も1日頑張ったね」の気持ちを込めて、ぜひ今日から「ギュッ」と1回、ハグの時間をプレゼントしてみてください。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈