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読み書き障害の兆候は就学前から

◇就学前に気づくことが重要
 読み書きの困難は、理想的には就学前に把握しておくことが大切です。なぜなら、就学前に気づくことができれば、小学校入学と同時に支援をスタートできるからです。具体的には、担任教師への情報共有・特別支援コーディネーターとの連携・学習支援を行う放課後等デイサービスとの橋渡しを、入学前から準備することができます。

「1年生から配慮してもらえる環境」と「2〜3年生で初めて困りごとが発覚する環境」では、お子さまが経験する失敗の数がまったく異なります。この差が、後の支援の難しさに直結します。

では就学前にどんなサインがあるのでしょうか。ひらがなを覚えるのに極端に時間がかかる、文字と音が結びつきにくい、絵本の読み聞かせは好きなのに自分で読もうとしない、しりとりや言葉遊びが苦手——こうした様子は、読み書き障害(ディスレクシア)の早期サインである可能性があります。「まだ小さいから」と見過ごさず、気になったら専門家に相談することが大切です。

◇現実は小2〜3年生で気づかれることが多い
 実際には、小学2年生の終わりから3年生にかけて「勉強がちょっと苦手」として認識されるケースがほとんどです。学習障害とは意識されないまま学年だけが進み、高学年になって初めて発見されることも珍しくありません。

◇8〜10歳での発見時に起きていること
 この時期に評価を受けると、読み書きの困難そのものへの介入は可能です。しかし深刻なのは、長年の「できない経験」によって生まれた二次的な心理的ダメージです。読み書きへの強い抵抗感・回避行動・自己否定感が積み重なり、学習に向き合えない状態になっていることがほとんどです。

 どれだけ専門的なアプローチを用意しても、取り組む土台が整っていなければ効果は出ません。実際に支援が十分に機能するのは2割程度にとどまるのが現実です。

◇「学力不振」として見過ごされている間に、時期を逃す
 学校側が学習障害に気づかないまま一般的な個別指導を続けているうちに、介入の適切な時期を逃してしまうパターンが非常に多く見られます。年齢が上がるほど読み書きへの抵抗は強まり、支援はより困難になります。

 「ひらがなの習得が遅い気がする」と感じたら、就学を待たずに専門家へご相談ください。

◇相模原市で読み書き・学習障害の支援をお考えの方へ
 リングア(相模原市南区・相模大野)では、言語聴覚士への相談・施設見学を随時受け付けています。
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