「ボクだけ怒られるのは不公平!」そう主張する息子に私は…

ライター:かなしろにゃんこ。
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普段からクラスメイトとのいざこざで教室の空気を騒がすことがあるため、
周りに迷惑をかけていた小学校時代。

学校でのムシャクシャを家に持ち帰った息子は…。

なんでボクだけ怒られるの!?納得できない息子

僕だけ怒られるという息子。母は、みんなの怒り数値表を書き説明する。
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ツライけれど伝えないといけないこともある!?

穏やかなA君とリュウ太の怒り数値の比較。それを見て「ズルい!」と言う息子。
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些細なことでイライラしやすい息子は、学校でトラブルがある度に「周りのみんなは分かってくれない、自分だけが責められる」と泣いて訴えます。

苦しんでいる息子を見ていると、つい情けない気持ちや可愛そうな気持ちになります。

しかし、普段からイライラしやすい息子に対し、日頃から我慢しているクラスメイトのことも先生からよく伺っていたので、冷静に考えると「揉め事は気性の荒いお前も悪いんじゃ!」と思うのです。

担任の先生からは、

「揉め事が起こったときはみんなが学べるときなので、すぐ介入したり助けたりせず、見守っています。

一方で、いつももめ事を我慢している周りのみんなは、リュウ太くんが弱っているときに、うっぷんを晴らすように集中攻撃してしまうこともあります。」

と教えて頂きました。

「揉め事の原因はボクではないのに、ボクだけが怒られることに納得がいかない!」この気持ちは分かります。

しかし、集中攻撃される原因を本人が知らないと、この先も同じようなことがあったときに不平等感にイライラするのではないかと考えた私は、マンガにあるような図で説明をすることにしたのでした。

その後、中学になったときに同じようなもめ事がありイライラムシャクシャする息子に「あの図覚えてる?アレだよアレ!」と言うと、「あーーハイハイあーそうですかー」と思い出してくれました。

ここでも中学生の息子に「大変だったんだね」と一言優しい言葉をかけて終らせれば良かったのですが、私は「世の中にはあまり平等はない!平等を求めないこと」も大事だと伝えたかったのです。

人間関係は本当にいろいろな経験しないと学べませんね。
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著書
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発達障害 うちの子、人づきあい だいじょーぶ!? (こころライブラリー)
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