見て理解ができたら、次は頭の中でイメージできるように

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読み書きに慣れてきたら、文字と意味(イメージ)とをつなげる遊びも取り組んでみました。言葉の引き算遊びです。これは、車での移動中などによくやりました。

「どうろ」から「う」を引くと?「うーん、どろ!」「道路が泥になったら、大変だね」
「みかん」から「み」を引くと? 「…かん!」「みかんが缶になっちゃった」
 
文字と読みが一致してきた頃合いを見計らって、詩の音読にトライしてみました。詩にしたのは、文字と音(目と口)に絞って練習できるかな、と思ったからです。
 
例えば、谷川俊太郎さんの「たいこ」という詩では、「どんどんどん/どんどこどん/どこどんどん/どどんこどん…」これを机や体ををたたいてリズムを再現します。

そのあと、一行ずつ交代で読んだり、一連ずつ読んだり。たたき役、読み役を入れ替えたり。妹も巻き込んで、できるだけ楽しい時間になるように工夫していました。

興味を上手く引き出せれば、子どもは自ら学習する

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長男との勉強や成長を振り返ってみると、学校の授業の前には、その土台作りに1番時間と工夫が必要だったように思います。
土台がしっかりと出来上がった後は…、

●子どもの好きな分野の本を見つけてきては、さりげなく置いておく
●子どもが読めない本を「読んでほしい」と持ってきても拒否しない。でも、全部は読まず「残りは後で」と言ってみる

といった接し方をすることで、興味のある分野なら、かなりの文章量を読めるようになりました。

その中でも、子ども向け農業雑誌『のらのら』は、野菜好きの長男がハマったうちの1冊でした。バックナンバーを揃え、一文字ももらさず読むほど熱中しています。

読み書きの壁は十人十色。本なども参考にしつつ、長男自身をよく見て彼自身が「読みたい」と思った時にスッとアシストできればと考えています。

ちなみに、不思議なことにまだ漫画は読めません。絵と吹き出しで世界観をつかみ、ストーリーを追うというのが難しいようです。
とはいえ、いずれは読めるようになるのでは…と、見守っています。
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