息子と娘、新制度になってどうなった?

新制度を記した表。
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娘は元々お金が好きで、物欲は低いものの好きなものをたまに買うためにおこづかいを貯めていました。

いつものようにお手伝いをしては、「今の何SN?」と表に書き込んでいました。


息子の方は、欲しいものもめったになく、お金も要らないと言っていたので、やはり消極的。

手伝いを頼んだタイミングが良ければ手伝ってくれるものの、記録もうっかり忘れたりする始末。

「後でやるわ」と言ってお菓子を食べながらゴロゴロする姿を見て、わたしは新たなシステムを追加することにしました。

働かざるもの食うべからず?息子に効果てきめんだった追加の制度

新たなシステム、それは家で食べるおやつもSNで購入する制度です。

現在1SN=50円なので、100円のお菓子が2SNで買えることになります。
小袋のお菓子などは50円分ずつに袋分けをして「1SN」と書いたシールを張りました。

また、娘が面倒だと言うので、ホワイトボードに表を作り、マグネットで1SN、2SN、5SN、10SNなど貼れるようにしました。


この新たなシステムは、息子にはピッタリだったようで、SNを得てお菓子を買うために自発的に動くようになりました。

「わー、すごい。言われなくても手伝うなんて、楽チンやわ。自発ポイント1SN追加するわ。」

思わず言った追加ポイントに、お菓子とSNを交換しながら追加SNの分を嬉しそうにホワイトボードに貼る息子。


娘のSNが増えすぎておこづかいが高すぎになるのではと夫は心配していましたが、現金に換金できるSNは定額制の時とあまり変わらなそうです。

息子は現金収入はなくなりそうですが、それはそれで本人も求めていないので今のところはいいでしょう。

家庭内通貨の導入で良かったこと

私としては、買っても買ってもすぐになくなっていたお菓子もあまり減らなくなり、お手伝いは気持ちよくしてもらえて、何だかとても満足です。

息子はやはり学校に行けず、娘も行きたくない時は行かないのですが、息子の笑顔は増えた気がします。

労働の対価を得ること、得たもので欲しいものを手に入れることというのは、人間にとって大切な活動なのだと感じました。

お金について学ぶ機会にもなり、手伝うことが増えて経験にもなっているので、この仕組みはできるだけ長く続けていけたらと思います。
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