まとめ
ここまでオキシトシンの効果や研究動向について紹介してきました。現時点ではオキシトシン点鼻薬はヨーロッパで授乳促進の薬として販売されているに留められているため、日本国内において自閉症スペクトラムの薬としては認可されていません。
現在は研究段階ですので、臨床実験がすすみ、さらに実際に治療に導入されるようになるにはもう少し時間がかかるとみられます。
仮にオキシトシンが認可されたとしても、全ての人に効果があるとは限らないことも理解しなければなりません。また、たとえ適用となった場合でも、薬のみに頼るのではなく、その後の環境調整も大切となります。特性に合った働きかけ、相互交流をすることで、長期的に好ましい影響が出るのではないでしょうか。
現在は研究段階ですので、臨床実験がすすみ、さらに実際に治療に導入されるようになるにはもう少し時間がかかるとみられます。
仮にオキシトシンが認可されたとしても、全ての人に効果があるとは限らないことも理解しなければなりません。また、たとえ適用となった場合でも、薬のみに頼るのではなく、その後の環境調整も大切となります。特性に合った働きかけ、相互交流をすることで、長期的に好ましい影響が出るのではないでしょうか。
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