第11回教育実践フォーラム開催!テーマは「学校教育における合理的配慮」

ライター:LITALICOニュース
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教育を取り巻く課題と実践、未来の展望を考える「教育実践フォーラム」、第11回のテーマは「学校教育における合理的配慮」。最新の実践・研究動向を取り上げながら、教育現場の教員や保護者も交え、学校教育における合理的配慮のあり方について考えます。2017年11月18日(土)の13:30より、大阪・梅田にて開催します!

「第11回 LITALICO 教育実践フォーラム 2017」開催!

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2017年11月18日(土)の13:30より、大阪・梅田の「AP 大阪梅田茶屋町」(D+E+F+Gルーム)にて、発達障害に対する学校教育での合理的配慮をテーマとしたイベント、「教育実践フォーラム」が開催されます。

登壇者は、発達障害児への教育支援研究の第一人者である大阪医科大学LDセンター顧問 竹田契一先生、障害児のICT活用等の研究を進める関西学院大学教育学部教授 丹羽登先生、障害や不適応状態について「環境」と「個人」両方向からの心理的支援や教育を研究する鳥取大学大学院の井上雅彦教授ほか、小中学校・高校の教員、児童・生徒の保護者の方々。

「障害のない社会をつくる」をビジョンに、児童発達支援事業や就労支援事業などを展開する株式会社LITALICOが主催し、教育を取り巻く課題と実践、未来の展望を考える「教育実践フォーラム」。2012年の初回企画から数えて、今回で11回目の開催となります。

11回目のテーマは「合理的配慮」。どんな人々も個性を尊重され、過ごしやすい世の中になれば理想ですが、特定の個性や心身の症状を持っている人にとって生きづらい状況がまだまだ残っているのが現状です。たとえ障害のある方であっても、一人ひとりの困りごとや状況に応じた適切な配慮を受けることで、自分の力をより発揮しやすくなり、日常生活や社会生活を営むことが出来るようになる、という考えのもと進められているのが、「合理的配慮」です。

今回は、専門家・現場の教員・保護者それぞれの立場から合理的配慮のあり方について考えていきます。
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合理的配慮とは?考え方と具体例、合意形成プロセスについて【専門家監修】

専門家と保護者、それぞれの立場から語る教育現場の合理的配慮

2016年4月に施行された「障害者差別解消法」(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)により、公立学校の教育現場でも合理的配慮が義務化されました。発達障害のある子どもにとって、学校生活における困りごととして、授業やテスト、成績評価、行事、さらには食事や排泄、友だちとの関わりなど、さまざまな場面が想定されます。

フォーラムの基調講演では、発達障害に対する教育現場での合理的配慮に関して、発達障害児への教育支援研究の第一人者として長年ご活躍される竹田契一先生のお話を伺います。

講師:大阪医科大学LDセンター 顧問 竹田契一先生
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竹田契一
大阪医科大学LDセンター顧問、大阪教育大学名誉教授、一般財団法人特別支援教育士資格認定協会理事長。
専門は発達障害児(LD・ADHD・高機能広汎性発達障害)への教育的支援など。
主な著書は「高機能広汎性発達障害の教育的支援」(明治図書)他、多数。

基調講演のあとは、障害児のICT活用について研究を重ねられている丹羽先生からお話を伺います。

社会の情報化が急速に展開している中、授業の双方向性を高め、児童生徒の主体性・意欲・関心や知識・理解を高める効果があるとして、学校教育におけるICT活用が注目されています。指導内容や指導方法を変更・調整することが合理的配慮の1つとして求められていますが、お子さんによっては、タブレット端末等のICTの活用が効果的なことがあり、積極的な活用が望まれています。

丹羽先生の講演では、教育現場での合理的配慮の手段としてのICT活用について考えていきます。

講師:関西学院大学 教育学部 教授 丹羽登先生
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丹羽登
特別支援学級や特別支援学校の教員として重度障害児教育に携わる傍ら障害児のICT活用等の研究活動を進める。
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官を経て、関西学院大学教育学部教授。
病弱教育や障害児のICT活用に関する著書・論文多数。

最後に、専門家・保護者等それぞれの立場から教育現場の合理的配慮の実際と課題について語るパネルディスカッションです。

コーディネーター: 鳥取大学大学院教授 井上雅彦
井上雅彦先生の写真
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井上雅彦
鳥取大学大学院 教授/LITALICO研究所所長(アドバイザー)
応用行動分析学を理論的基盤として障害や不適応状態について「環境」と「個人」両方向からの心理的支援や教育を研究。
ペアレントトレーニングシステムなどの支援プログラムの開発をはじめ、著書も多数。
合理的配慮の導入を円滑にするためには、学校や本人・保護者が合理的配慮実現のための流れやしくみを共通理解し、コミュニケーションを密にすることが鍵となります。

現場の教員の方々をパネリストに招き、保護者の方々にコメンテーターをしていただきながら、今現場で必要とされることについて考えていきたいと思います。

第11回教育実践フォーラム詳細

開催概要

開催日時:
11月18日(土) 13:30~18:45(受付開始 13:00)
(教材等自由閲覧時間18:45~19:45)

定員:240名

参加費:無料(事前申込制)

対象:
小学校~高等学校、幼稚園、保育施設の職員、スクールカウンセラーなど子どもの教育や医療・福祉・行政機関など子どもの支援に関わられている方

会場:
AP 大阪梅田茶屋町 D+E+F+Gルーム
(大阪府大阪市北区茶屋町1-27ABC-MART梅田ビル8F)

アクセス:
JR「大阪駅」御堂筋北口より徒歩約3分
阪急電車「梅田駅」2F中央改札口より徒歩約1分
地下鉄御堂筋線「梅田駅」北改札より徒歩約3分
地下鉄谷町線「東梅田駅」北東改札・北西改札より徒歩約5分
阪神電車「梅田駅」東改札口より徒歩約5分

お申込み締切:
2017年11月17日(金)13:00

お問い合わせ:
03-5704-7361(地域教育相談室 岡野)
※お申込みは下部ボタンのお申込みフォームよりお願いいたします。

主催:株式会社LITALICO(LITALICOジュニア)

タイムスケジュール

12:00~ 発達ナビ活用セミナー〈希望者のみ〉(50分)
13:00~ 受付開始
13:30~ 開会挨拶(30分)
株式会社LITALICO執行役員 野口晃菜
14:00~ 基調講演(60分)
【講師】大阪医科大学LDセンター 顧問 竹田契一先生
15:00~ 質疑応答&休憩(15分)
15:15~ 講演(60分)
【講師】関西学院大学 教育学部 教授 丹羽登先生
16:15~ 質疑応答&休憩(10分)
16:25~ パネルディスカッション(120分)
【コーディネーター】井上雅彦先生
【パネリスト】小中学校・高校の教員など数名
【コメンテーター】丹羽登先生、児童・生徒の保護者さま
18:25~ 質疑応答、インフォメーション、閉会挨拶(20分)
18:45~ パネル展示・教材自由閲覧・発達ナビ活用セミナー〈希望者のみ〉(60分)
19:45 終了
学校や幼稚園、保育園の先生やカウンセラーの方々、子どもの発達が気になる保護者様はじめ、学校教育における「合理的配慮」に関心のある方々はどなたでもご参加いただけます。

たくさんの方のご来場をお待ちしております!
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