悲しそうな顔の長男に思い出したあの出来事

怒った私の顔を長男は悲しそうに見つめていました。

いつもは何か失敗をするとパニックを起こすのに、ただじっとその場に立ちつくしたまま固まっているのです。

どうしてこんなに怒られるんだろう。僕、頑張ったのに――

悲しみの中に戸惑いのような表情が浮かんでいて、私はそんな長男の顔を見ながらはっと思い出しました。

この子は、ほんの少し前までは「お茶!」と言葉に出すことすらもできなかったんだということに。
悲しそうな長男の顔を見てハッと昔を思い出した母
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自閉症の長男が発した深夜の叫び。たたき起こされた両親が大喜びしたワケは?

発語に遅れのあった長男が、初めて「お茶!」と叫んだあの夜――
長男が言葉で意思を伝えることができた瞬間、夜中にたたき起こされてもあんなに嬉しかったのに…。

今、長男はあの時よりもさらに成長し、誰の手も借りず自分の意思で欲しいものを取りに行き、コップを手にして小さな手で一生懸命重たいお茶を注ごうとしたのです。

あれほど長男が「お茶!」と叫んだときの幸せな気持ちもほんの少し時が経つだけで薄れてしまって、知らず知らずできて当然のことなんだと感じていたのです。

私は長男の体を抱きしめ「ごめんね…」と謝りました。すると長男は私のほっぺたをなでて、いい子いい子してくれました。

失敗しても、そこに成長を見つけられる親になれたら

母の頬をなでてくれる長男
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この子に24時間穏やかな笑顔を向けることはできないけれど――

せめて「どうしてお茶をこぼすの!」と失敗と捉えさせるのではなく、「こぼしたところ一緒に拭こうね」と優しく言ってあげられる親でありたいなと思いました。
 
 
(でもシュウ、私に「いい子いい子」は、ちょっと違うんじゃない…?笑)

なんて思いながら、長男の小さな体をぎゅっと抱きしめたのでした。
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どうか、LD(学習障害)のある子には「できる子」として接してあげて下さい。


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