不器用な息子が編み出した「こぼさず食べるワザ」、一見お行儀が悪かったけど…

ライター:shiori
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手先が不器用な息子。自分でスプーンを持ってごはんを食べるようになったものの、力の入れ方を上手くコントロールできず、食べこぼしてばかり…。

どうやったら上手に食べられるようになるのだろうか?悩んでいたある日、意外なワザを息子自身が編み出した!

食べこぼしはひじの固定で改善する!?先生によるアドバイス

息子が食事をする様子
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息子が自分で食事を食べるようになって間もない頃、なかなか上手くスプーンを使うことが出来ませんでした。

器からすくう時に勢い余ってご飯をすっ飛ばしてしまったり、スプーンですくった食べ物を口に上手く運べずに食べこぼしてしまったり…。


スプーンで食べたい!という意欲はあるものの、上手くコントロールできません。

食事を上手に食べられるよう、何かサポートしてあげられることはないだろうか?そう思って、リハビリで通っている病院で相談してみました。すると先生が…
リハビリの先生から、「肘を安定させるため本などを重ねた上に肘を置くとよい」とアドバイスを受ける様子
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早速実践するが、息子は食卓から本を落とし、失敗
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息子の「食事中はテーブルの上に食器以外のものを乗せたくない」というこだわりからか、ひじの支えとして積んだ本はあっさりテーブルからのけられてしまいました。

さて、食事中にひじの支えになるような台なんて、どのように取り入れようか…。
悩む母、そして息子を見て何かひらめいた
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その手があったか!息子が考えた工夫

膝を立てて食事する息子の様子
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お行儀の悪い食べ方だ!と思われるかもしれません。

私も息子が片膝を立て、そこにひじをついて食べている様子を見て最初はそう思いました。


しかし、ハッと気づいたんです…!
本の代わりに膝を使って支えにしていた息子に対し「ナイスアイデア」と頭をなでる母の様子
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リハビリの先生からひじを安定させると良いというアドバイスをもらっていたのですが、この片膝はひじを支える台になっていることに気がついたんです。

これなら息子の「テーブルの上に食器以外のものを乗せたくない」というこだわりもクリアできています、なんていいアイデアなの!

食べこぼし改善の効果は?

さて、問題の食べこぼしはどうなったのか?

ひじを安定させることで、だいぶ上手にスプーンを口に運べるようになりました。


さらには数ヶ月ほどこの食べ方を続け、スプーンの使い方を上手くコントロールできるようになった頃には、いつの間にか膝を立てて食事するのはやめていました。

膝の支えなしでもひじを支え、スプーンを使えるようになっていたのです。


子どもはご飯を食べる時に手でつかんだり変な体勢で食べたり。お行儀の悪い食べ方をしますよね。

しかし意味なくそういった行動をしているわけではなく、「この方が食べやすい」という理由があるのかもしれない、と感じました。


そして今回のことで、息子が上手に自分で食べられるよう何かしてあげられることはないか?と思った私ですが、私が感じていた以上に息子本人も自分で食べることへの意欲があり、改善するために工夫しているのだと知ることができました。

息子の心の成長を感じることのできた出来事でした。

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