【高校時代】自らヘルプを出すスキルを

高校生ともなると親と過ごす時間よりも学校や部活など、家庭以外で過ごす時間が増えます。それに伴って子どもの悩みの内容も家庭では解決できないものが増えていきます。

私は娘の成人後も見据えて、それまでの

娘が親に悩みを相談

親が娘の悩みを支援者に伝える

環境改善

という構図を徐々に「娘が自分で相談先を選び、自らが支援者に相談」に変えていきたいと考えていました。しかし、受動型の娘にはそれが難しく、苦労をしました。

【社会人】小学校時代まで遡り、過去の支援者行脚をした娘

学生から社会人になることは、それまでのどんなものとも比べものにならないほど大きな環境の変化です。慣れない環境や仕事、人間関係、見通しが立たない不安もあり娘は体調を崩しました。

ジョブコーチの勧めで会社を休んだ娘は、休みの間に過去にお世話になった支援者に会いに行きました。

小学校の頃から支えてくれた家庭教師の先生。
中学校の特別支援コーディネーターの先生。
中学・高校時代の居場所となったNPO法人の先生。
高校時代の地域コーディネーターの先生や地域活動ホームの相談員さん。

障害のある子は「自分を本当に支えてくれる人」や「自分に好意的に接してくれる人」が本能的にわかるようで、娘が会いに行った支援者の方々は娘を受け入れ、寄り添って下さいました。

過去を振り返り、変わらず見守ってくれている支援者の方から安心と知恵とパワーをもらい娘は再び前を向くことができたようでした。
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【そして今】一番身近な相談先とは

ジョブコーチは娘が入社当初から支援機関との連携に積極的で、娘の体調や気持ちの変化をしっかりと見極め絶妙な距離感で彼女を支えて下さっています。地域の相談員さんはジョブコーチや過去の支援者を交えたカンファレンスを開いて下さいました。

今娘は“支援者”に『親に対する不満』を言うようにもなり、高校時代の課題も徐々にクリアーしつつあるようです。
次ページ「“親の支援”より“子ども自身の支援”をメインに」

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