癇癪を起こしたコウには“状況確認”と“感想(共感)”で対応
癇癪を起こすことを“交渉手段”にしないために
コウが癇癪を起こした時は、何が起きたのかなどの状況確認だけして“手助け”は行わないようにしていました。“癇癪を起こす→助けられる”というパターンをコウが学習すると、「癇癪を起こせば大体のことは解決するな!」と考えるようになるだろうと思ったからです。
「どうしたの?」「見せて」と状況や意思の確認を行った上で「そうか、それは困ったね」などと“感想の言葉”のみ伝えると、調子の良い時であればコウの方から「手伝ってほしい」「ここ助けて」と返ってくるので、それに応じる形で手助けしていました。
「どうしたの?」「見せて」と状況や意思の確認を行った上で「そうか、それは困ったね」などと“感想の言葉”のみ伝えると、調子の良い時であればコウの方から「手伝ってほしい」「ここ助けて」と返ってくるので、それに応じる形で手助けしていました。
「そうなんだよ!僕は困っているんだよ!」と返ってくる時は「手伝ってほしい?」と助け舟を出し、会話にならないほどの癇癪を起こしている時は、ある程度落ち着くまでそっとしていました。
そうこうして“その日・その時”をしのいでいる内に、5年生になった今では癇癪を起こしても以前より早く落ち着くようになりました。
コウが言うには、「ふと周囲を見た時に『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」のだそうで、「そんな風に思ったことも、そう思うくらい周りを見て自分と対比したってことも、驚きだよ。成長だねぇ…」と感心しました。
次回は、そんな風に過去を振り返るようになったコウに“癇癪とパニックの違い”について聞いたり、“ムシャクシャすること・人にそれをぶつけること”について一緒に考えたりしたことを書いていきます。
そうこうして“その日・その時”をしのいでいる内に、5年生になった今では癇癪を起こしても以前より早く落ち着くようになりました。
コウが言うには、「ふと周囲を見た時に『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」のだそうで、「そんな風に思ったことも、そう思うくらい周りを見て自分と対比したってことも、驚きだよ。成長だねぇ…」と感心しました。
次回は、そんな風に過去を振り返るようになったコウに“癇癪とパニックの違い”について聞いたり、“ムシャクシャすること・人にそれをぶつけること”について一緒に考えたりしたことを書いていきます。
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