発達が気になるお子さんの中には、その感覚の特性から、小食や偏食の傾向が強い子も少なくありません。食べられないことが親子のストレスとなり、本来は楽しいはずの食事に余裕を持てなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。そして何より、栄養が不足することで、お子さんの健康に不安を抱えることにもつながってしまいます。

食べる力の成長は、勉強や運動と同じでそのスピードには個人差があるもの。だからこそ、食べられないときは無理して食べさせるのではなく、上手に栄養を補給しながら見守ることが大切になってきます。

そこで開発されたのが、子ども用総合栄養サプリメントの「mog」です。

サプリメントと聞くと、簡単に栄養を摂りたい人が使うものというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、そうではありません。「mog」は、見えにくいときの眼鏡のように、歩けないときの松葉づえのように、食べられないときの補助具として食事を支えるサプリメントを目指しています。

そしてこの度、発達が気になるお子さんにも大好評の「mog」に、「チョコバナナ味」が新しく登場しました。

そこで今回は、「mog」を開発された小浦ゆきえさんにお話を伺ってきました。そこには、サプリの専門家としてはもちろん、一人の親としてのお子さんへの強い愛情がありました。

記事の最後では、 発達ナビユーザー限定割引のクーポンコードもお届けしていますので、ぜひ最後までお読みください。

ここからは小浦さんにバトンをお渡しして、小浦さんご自身のお言葉でお話いただきます。心に響く言葉があると思いますので、ぜひじっくりとお読みください。

「mog」開発者の小浦です。以前私は、大人向けのサプリメントや健康食品の選び方、付き合い方をご紹介するコンサルタントの仕事を10年ほどしていました。当時の日本はサプリメントに対する法整備も進んでおらず、あいまいなルールで販売されている中で、健康を守るためにサプリメントとどう付き合うのかを伝える仕事です。

忙しく働く中で、2011年に息子が生まれました。息子は年齢が上がっても、他のお子さんに比べて小柄だったので成長ホルモンの分泌不全があるかもしれないと思っていました。時期を待ってから検査を受け、ホルモン補充療法の申請のために脳のMRIを撮ることになりました。

撮影してみると、予期せず脳の中に病変が見つかって、検査入院することに。その結果、ミトコンドリア病の1種で、LBSLという日本国内でまだ十数件しか確認されていない難病だと分かりました。

まさに青天の霹靂でしたね。そこから数ヶ月は、息子が見ていないときに陰で涙を流す日々を過ごしました。

この病気には今のところ治療法がないので、それが見つかるまでにどうしたら悪化させずにいられるかを必死で考えていました。親としては、少し極端かもしれないですが、進行性の病気なのでどうしても万が一のことを考えてしまいます。息子に何かあったときに、「こうしておけば良かった」と後悔したくないという想いがありました。

ミトコンドリア病を説明するハンドブックに書かれている、今できる対策は、「栄養バランスのよい、ビタミンの多い食事と適度の運動、生活リズムを整えること」だけでした。ただ息子は物凄く小食で、何とか食べさせようと褒めたり、料理の飾りつけを頑張ったりしましたが、どうしても食べてくれなくて。食育のためにも楽しく食べられたら良いと頭では分かっても、栄養不足が心配で見守る余裕もなくしていました。焦っていましたね。

同じころ、肌が痒くてぐっすり眠れない日々が続いていました。病気判明後の血液検査で、亜鉛が不足していることが分かったのです。亜鉛不足による肌荒れでした。大人だったら牡蠣など食べ物で摂ることができますが、子どもは難しいですよね。

少ししか食べられない息子の健康を守るためには、今は食育よりも栄養が満たされることが最優先だと思いました。そこで、子ども用のサプリメントを探し始めました。でも日本には基本大人向けのものばかりで、子どもが食べられるものがあまりありませんでした。あったとしても、一部の栄養素だけだったり、合成甘味料が入っていたり。安心・納得してあげられるサプリメントがなかったんです。

そんな息子のために、1粒でビタミンミネラル全体の不足を防げるサプリメントをつくることに決めました。それが「mog」です。

何よりも息子が美味しく楽しく食べられるものをと、配合する栄養素の量を決め、相性の良い味探しをはじめました。それが、2016年の春です。最初の味ができるまでに、製作担当に何種類もの試作品を出してもらって調整を指示する作業を、10回以上やりとりしました。なかなか食べてもらえる味にならずに苦労しましたね。

成分は、普段の食事にmogをプラスすることで、厚生労働省や国立健康・栄養研究所が出している、食事摂取基準（このくらい栄養を摂ったら不足が起こりませんよというライン）をクリアできるように調整しています。

試作の段階から息子にも協力してもらいました。最初は美味しくなかったので警戒されたりしましたが、しぶしぶ協力してくれましたね。最後にはこれだったら食べられると息子からのお墨付きが出たので、2017年に「mog」を完成することができました。

息子は「mog」を食べることで体調が安定しました。肌荒れも落ち着いて、夜も眠りやすくなりました。それに、「疲れた…」という口癖も以前より少なくなったんです。

そして最も変わったことが、ご飯を食べなさいと私も目くじらを立てることがなくなったことです。食べられなくても「mog」で栄養を摂ることができるから、また次頑張ってみようねと息子の成長を待てる心の余裕が生まれました。息子も食べる楽しさを感じられるようになってきたみたいです。サプリメントという以上に、私たちにとっての成長への「おまもり」のような存在になってくれています。

息子のための想いを込めた「mog」ですが、開発の段階から発達障害や自閉症で偏食のお子さんにとっても必要とされていることを強く感じていました。子育てしながら栄養のことを勉強して対応することはとても大変なことですし、だからこそ手軽に適切に栄養が摂れるサプリメントがお役に立てるご家庭もあるのだと思います。

実際に、「mog」で栄養が摂れることでママがイライラせずにすんだり、食事の時間が楽しくなってお子さんの食欲が湧いてきたという声も届いています。

そんな皆さんは共通して、食事を一生懸命頑張ったけれど小食、偏食が改善されず、「mog」にたどり着いたという方ばかり。食事を軽視して安易にサプリメントを選んでいる訳ではなくて、苦労した末に頼りにしてくれているので、とても責任の大きさを感じていますね。

息子だけではなく、たくさんのお子さんにとっての支えとなっていることが、本当に嬉しいんです。

パイナップル味をつくってみて、特に偏食のお子さんの中から「酸味が苦手で…」という声もいただいていました。そんなお子さんにも食べやすいように、次は「チョコバナナ味」をつくることにしたんです。美味しいチョコバナナ味の再現は、パイナップル味以上に大変な過程でした。乳成分を使わずにチョコレート味って難しいですよね。

65点くらいの味はつくることができたのですが、偏食のお子さんも美味しいと思える水準まで、何度も何度も試作を繰り返しました。息子は最終段階になるまで厳しい意見で、なかなか食べてくれませんでしたね。モニターのお子さんだけではなく、酸味が苦手な大人の方にも試食してもらって、どこに課題があるかのヒアリングを重ねました。

そして2年かけて、息子も美味しいと言ってくれる「チョコバナナ味」を完成することができました。

栄養素は「パイナップル味」と基本同じですので、2種類から好きな味を選ぶことができます。

すでに定期購入のお客さんにサンプルを配っていますが、チョコバナナ味を大喜びで食べてくれた子もいるようです。「作ってくれてありがとう！」という声もたくさんいただいて、2年間苦労した甲斐があったなという気持ちです。ご兄弟でも好みが分かれたり、皆さん味の違いを楽しんでくれているようですね。

「mog」は商品としてはこんな小さな1粒なのですが、私たち開発チームの想いも込められているし、もちろん「mog」を選ぶおうちの方の愛情も込められています。日々の暮らしの中で「mog」を手渡すときにも愛情が生まれていると思うので、これからもその想いのバトンを大切につないでいきたいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。最後に発達ナビの皆さんに特別な割引クーポンをご用意させていただきました。

今回特別に発達ナビの読者の皆さんに限定で、「子どものサプリメントmog」単品購入＆定期コースの初回購入時に使えるクーポンコード「LITALICO+mog」（300円割引）をご用意させていただきました。ぜひお申し込みいただき、毎日の親子の「おまもり」として、食べることを楽しんでいただけたらと思っています。

■クーポンコードの使い方
下記のボタンをクリックすると、mogのサイトに遷移します。製品詳細ページで「購入する」or「お得に始めてみる」ボタンを押して遷移するカート画面にクーポンコードを入力する場所があるので、そこに「LITALICO+mog」と入力してください。その後、お届け先情報等を入力していくことでお申し込みが完了となります。

最後に、私から発達ナビの読者の皆さまへ。

お子さんに小食や偏食があると、親の食べさせ方や料理が悪いんじゃないかと、自分を責めてしまうことがどうしてもあると思います。でもそんなことは決してなくて、例えば管理栄養士のお母さんでも同じ悩みを持たれている方もいらっしゃいます。

だからこそ、お子さんが食べることが嫌いにならずに成長できたら合格！と、心にゆとりを持って今できることに向き合えると良いのかなと考えています。食べたくなる時期はいつかきっとくるので、それまでゆっくり見守ってあげてください。

お子さんの健やかな成長を、心より願っています。