小学生あるある?「持ち帰り忘れ」問題!わが家の秘策

ライター:丸山さとこ
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ASD・ADHDであるコウは、学校から必要なものを持ち帰れないという”ADHD小学生あるある”な困りごとを抱えています。

公開授業や身体検査などの重要なプリントを忘れるのはもちろんのこと、体操服・給食袋・水筒などさまざまなものを学校に置き忘れてしまいます。

学校生活で困ることといえば…持ち物の管理!

宿題に使う漢字ノートを学校に忘れてきたと言うコウが持ち帰った物は「置き用具」で…
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学校から必要なものを持ち帰れないだけでなく「持ち帰ってしまう」コウ

学校から必要なものを持ち帰れないという、発達障害のある人にありがちな悩みを抱えているコウです。

宿題に必要なドリルやノートなどを忘れるほか、授業参観や学年通信などの大事なおしらせのプリントも机の奥で折りたたまれていることが多いので、定期的に学校のHPをチェックしています。
”持ち帰るハズだった物”と”持って行くハズだった物”が山のように
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彼の場合はそれに加えて、持ち帰ってはいけないものを持ち帰ってしまうこともあります。

持ち帰ってきたものの中には”提出しなければならなかったもの”もあったりして、単純に「持ち帰ってもまた持って行けばよいだけでは?」とはいかず、なかなか悩ましいところです。

「もう高学年だから」と言われるようになったけれど…?

物の管理が苦手な児童に対しては、低学年のうちは先生が引き出しやロッカーなどをチェックしてくれることもありましたが、高学年になると「自分で管理できる年齢なので」と言われるようになりました。
一見”聞き分けがよく真面目なタイプ”に見えるコウです
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コウの場合、一見”聞き分けがよく真面目なタイプ”に見えることもあるので、余計に「できるハズでは?」と感じられることも多いようです。

(学年も後半に入りコウの”のれんに腕押し”具合が見えてくる時期になると、学校内でフォローしていただけることもあります。)

”持ち帰り忘れ”は量でカバー!?

「持って行くのを忘れる」や「持ち帰ってしまう」の他に親である私が地味に困っているのは「置いてきてしまう」というパターンで、給食袋や体操服などを学校から持ち帰るのを忘れるコウには1年生のときからずっと悩まされてきました。

持って行く方の”忘れ物”なら親のチェックで多少は防ぐことができるのですが、持ち帰る方の”忘れ物”を防ぐのは先生方の協力なしでは難しいものです。

ですが、前述のようにそれは学年が上がるにしたがって難しくなっていきます。
忘れ物に備えて多めに”給食セット”を縫っておくことにした私
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小学校に入学した時点で「この子は忘れ物多いほうだろうなー」と予測していた私です。

筆記用具を箱買いし、給食袋も多めに用意しておくことで最初の1年は対応していましたが、2年生に上がって「自分で管理していく学年ですので」となったころからは「給食袋5セット」を用意することにしました。
職員室に「忘れ物をしたので教室の鍵を開けてください」と頼みに行く常連のコウです
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コウの通っている学校は毎日給食袋を持ち帰るルールなのですが、コウは今までに最大4セットためたことがあり、”忘れたら学校に取りに行く方式”でいくと、放課後の職員室に日参することになりかねないと考えたからです。

流石に4袋もたまると見かねた先生が持たせてくれるので、今のところ5セットの給食袋を持ち帰るコウは見たことがありません(笑)。
給食袋4セットを「溜めちゃってました」と差し出すコウに思わず笑う私
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そんな風に物量で押す作戦で持ち帰り忘れを乗り切っている(?)丸山家ですが、皆さまのところではどのように対応されているのでしょうか。

きっと、親子の数だけ”乗り切り方”があるのだろうなと思う、「学校での持ち物」の話でした。
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