嬉しい誤算?自分でタスクをやりくりできるように!

目的は親の決めたタスクをこなすことではなく、いっちゃんが「まだやらないといけないことがあるんじゃないか?」と思って、不安にならないようにしたいということだったので、やってないことを叱ったり、急いでやらせたりはしませんでした。
 
そのうち、いっちゃんはカードを見ながら「今日はほかにやりたいことがあるのでこれはやらない」「今日はこれとこれを端折って、明日のために早く寝る」などと、自分で決めて、カードを伏せて置くようになりました。もちろん何もない日はちゃんとタスクをこなします。
 
意図してやったことではありませんでしたが、カードをいっちゃんが自分でやりくりすることで、少しずつスケジュールを管理する力も身についてきたようです。

執筆/寺島ヒロ
(監修:初川先生より)
やることを視覚化しておくと、本人も周囲も確認できるのでとてもいいですね。本人にとって周囲からの余分な声掛けも減るので、自分で自分の行動をコントロールできている感覚も育つと思います。ASDのあるお子さんに限らず、ADHD傾向のお子さんにも有効です。そして、「絶対にすべての項目をやらねばらない」という設定ではなく、あくまでも確認用として導入したことも思春期以降のお子さんであったり、こだわりに転化しそうなお子さんにはよかったのだと思います。カードを自分で運用できるまでに育っているのは何よりです。
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