私自身の子ども時代だって右肩上がりじゃなかった

ほぺろうが3歳のとき ほんの少しだけ言葉が出たのにすっかり消失してしまったことから「ほぺろうは『折れ線発達』なのかな?」という意識になってしまい、今回の癇癪もそんな風に思ってしまいました。
でも、私自身の子ども時代を振り返ると、「分かってるけどやりたくない」とか「わざと反抗したい」とか「わかるけどできない」とか、成長するごとにさまざまなジレンマがつきものだったな…と思い出しました。

親の私はほぺろうの表面を見ているだけ。ほぺろうの内面ではきっといろんな成長があるのだと思います。発達障害のあるほぺろうの育児は教科書通りには行かないけど、ほぺろうも私も「3歩進んで2歩下がる~」を繰り返しながら親子で成長していきたいです。
ほぺろうの内面ではきっといろんな成長があるのだと思う母
Upload By ぼさ子
(監修:井上先生より)
コミュニケーション能力は発語だけではありません。ほぺろうくんは発語以外の自分の行動で、周りの人に自分の意思を伝えようとしているのかもしれません。同じ癇癪でも、「おやつがほしいとき(~ほしい)」「苦手なことをさせられそうになったとき(~するのはイヤ)」「好きなことをやめさせられそうになったとき(~をやめたくない)」「苦手な刺激があったとき(~はイヤ、逃れたい)」など、コミュニケーションのかわりに行っている場合も増えてきたのではないでしょうか。
上のようなケースの癇癪では、わかりやすい予測や環境調整に加えて、発語にかわるコミュニケーションとして視覚的に分かりやすいカードを使っての意思決定やサインの活用など、癇癪にかわるコミュニケーションや、「~したら~(良いことが起こる)」というセルフコントロールを教えるチャンスであるとも言えます。
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