食べられなくなった次女をみて気づいたこと

ストレスを感じている次女をみてつらかった
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年長さんになってから、園でのお給食が食べられなくなっていた次女ですが、空気を飲んでしまっているお腹の膨満感から、家でも「気持ち悪いからご飯いらない」と、ご飯を完食できなくなって、ほとんど手をつけないことも…。さらに、テレビなどで食べ物の映像が映るだけで「気持ち悪いから消して」と騒ぐように。最終的に体重まで減少してくるほど食べられなくなってしまって、あまりに食べられなくなった次女を見て、私自身もものすごくつらい気持ちになりました…。

それまで、ほかの子のようにいろいろできない次女を見て「小学校に行くまでに何とかしなくちゃ!」と思っていました。次女のために、と思っていましたが、つらそうにしている次女を見て、全然次女のためになってないんじゃない…?とやっと気づきました。
なんというか、私の不安な気持ちを解消するための行動になってしまっていて、次女の不安に寄り添うことができていなかった気がします。

このころ、私は次女を小学校という環境に合わせることばかりを考えていたんだと思います。今なら、「環境を整える・環境を変える」という選択肢もありますが、このときは「次女を変える」という方向しか考えておらず、次女にはものすごくきつかったんだろうなと、振り返って思っています。

執筆/まりまり
(監修:井上先生より)
発達障害や場面緘黙のあるお子さんに限らず、本人としてもやりたいことがたくさんある一方で、断ることや適度にやり過ごすことが苦手で、過剰にストレスをため込み、それをうまく言葉で伝えられないことで苦しくなってしまう場合があります。

親としてお子さんのがんばりに気づきつつ、適度な調整を子育の中でしていくのは大変なことだと思います。本人の思うままにやらせたらいいのか、それによってつぶれてしまうなら親が先回りして断ったほうがいいのか…判断が難しいところですよね。

どちらにせよ「正解」があるわけではないので、お子さんと対話をし「つらい」「きつい」など弱音も言えることや、そんなことを言いやすい関係をつくっていくことが大切なことではないかと思います。
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