私がその場で次男に「辞めていいよ」と言わなかった理由
私が次男が「体操を辞める」と言った日に、納得したものの「辞めていいよ」とはっきり伝えなかったのには理由があります。
あの日次男は「辞める」という意思は変わらなかったのですが、時間をおいてから、経験者の「スポーツを続けてよかった」という話を聞かせてみてもよいのではと思ったのです。
たまたま次男の身近(家族以外)に、「長年スポーツを続けている仲のよい大人」がいました。それは、当時次男を指導してくれていた家庭教師の先生です。先生は6歳からバドミントンを始めて、高校や大学もスポーツ推薦で通い、大学を卒業するまでの16年間本気で打ち込んでいた経験があります。先生は、次男が体操を辞めたがっていることを知ると、とても残念がっていました。
「次男は運動神経がいいから運動は続けたほうがいいよ!」「スポーツを続けてよかったことがたくさんあるよ!」「いや~、ほんともったいないな~!」と、話をしてくれました。
あの日次男は「辞める」という意思は変わらなかったのですが、時間をおいてから、経験者の「スポーツを続けてよかった」という話を聞かせてみてもよいのではと思ったのです。
たまたま次男の身近(家族以外)に、「長年スポーツを続けている仲のよい大人」がいました。それは、当時次男を指導してくれていた家庭教師の先生です。先生は6歳からバドミントンを始めて、高校や大学もスポーツ推薦で通い、大学を卒業するまでの16年間本気で打ち込んでいた経験があります。先生は、次男が体操を辞めたがっていることを知ると、とても残念がっていました。
「次男は運動神経がいいから運動は続けたほうがいいよ!」「スポーツを続けてよかったことがたくさんあるよ!」「いや~、ほんともったいないな~!」と、話をしてくれました。
次男の反応はというと、興味のない様子で「ふーん。でもオレは辞めるけどね」と一言。この一言で、「体操教室は辞めよう!」と私の中ですっぱり諦めがつきました。
後日先生から「誰かにやらされるよりも、自然に熱中できる何かがあるといいですね!」とアドバイスがありました。
これには心から共感します。
私は次男の習い事(体操)をサポートする上で、「次男のためになるはずだから」「次男も楽しんでいるみたいだから」といった理由にこだわってしまっていたのだろうなと思います。もちろんそれが悪いわけでは決してないと思います。ですが、やはり本人の意志が大事なので、「通いたくない」とはっきり言うのであれば、それを尊重してあげた方がよいのではないかと感じますし、やはり自分から自然と熱中できるものを見つけることに勝るものはないと思います。
4月には次男は小6になります。
習い事(体操)を辞めて半年経ちますが、次男が言うとおり「体操が原因でお互い複雑な気もちになる」といった状況はなくなったので、心の負担が減ったような気がします。今のところ、ゲームやYouTubeに勝るものはでてきていません。以前は次男がゲームやYouTubeばかりに夢中になっていると気になっていた私ですが、今は以前ほど気にならなくなりました。
ときどき新しいことに家族で挑戦して次男の反応を見たり、次男が友達がやっていることに興味をもったときに、話を聞くようにしています。そうやって、新しいことに挑戦したいと思えたなら、ラッキーですし、そのときも、できる限りサポートしていきたいなと思います。
執筆/スガカズ
後日先生から「誰かにやらされるよりも、自然に熱中できる何かがあるといいですね!」とアドバイスがありました。
これには心から共感します。
私は次男の習い事(体操)をサポートする上で、「次男のためになるはずだから」「次男も楽しんでいるみたいだから」といった理由にこだわってしまっていたのだろうなと思います。もちろんそれが悪いわけでは決してないと思います。ですが、やはり本人の意志が大事なので、「通いたくない」とはっきり言うのであれば、それを尊重してあげた方がよいのではないかと感じますし、やはり自分から自然と熱中できるものを見つけることに勝るものはないと思います。
4月には次男は小6になります。
習い事(体操)を辞めて半年経ちますが、次男が言うとおり「体操が原因でお互い複雑な気もちになる」といった状況はなくなったので、心の負担が減ったような気がします。今のところ、ゲームやYouTubeに勝るものはでてきていません。以前は次男がゲームやYouTubeばかりに夢中になっていると気になっていた私ですが、今は以前ほど気にならなくなりました。
ときどき新しいことに家族で挑戦して次男の反応を見たり、次男が友達がやっていることに興味をもったときに、話を聞くようにしています。そうやって、新しいことに挑戦したいと思えたなら、ラッキーですし、そのときも、できる限りサポートしていきたいなと思います。
執筆/スガカズ
(監修:井上先生より)
長く続けている習い事を思春期に本人が辞めたいと言ったとき、親は「せっかく続けていたのにもったいないな」「一時の感情で辞めるのではなく、長い目で見たら続けてよかったと最後に思うのではないか」などと複雑な気もちになると思います。
子どもが「辞めたい」と言っても続けるように促すのか、子どもの意思を尊重して辞めさせてしまうのか、どちらかに正解があるわけではないと思います。今回のスガカズさんのように「辞める」という子どもの意思に沿って決断した場合は、代わりになるものを一緒に探していくなど、親子共々前向きな気持ちで進んでいけたらいいなと思います。
たぶん良くないのは、「だからやっておけばよかったのに(もしくは、あのとき辞めればよかった)」などと後からお互いに言ってしまうことかもしれません。今まで頑張ったことを認めて、どちらの決断をしたとしても、親子で決めた決断を肯定的に捉え、次に進んでいくことが大事だと思います。
長く続けている習い事を思春期に本人が辞めたいと言ったとき、親は「せっかく続けていたのにもったいないな」「一時の感情で辞めるのではなく、長い目で見たら続けてよかったと最後に思うのではないか」などと複雑な気もちになると思います。
子どもが「辞めたい」と言っても続けるように促すのか、子どもの意思を尊重して辞めさせてしまうのか、どちらかに正解があるわけではないと思います。今回のスガカズさんのように「辞める」という子どもの意思に沿って決断した場合は、代わりになるものを一緒に探していくなど、親子共々前向きな気持ちで進んでいけたらいいなと思います。
たぶん良くないのは、「だからやっておけばよかったのに(もしくは、あのとき辞めればよかった)」などと後からお互いに言ってしまうことかもしれません。今まで頑張ったことを認めて、どちらの決断をしたとしても、親子で決めた決断を肯定的に捉え、次に進んでいくことが大事だと思います。
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