ASD息子は昆虫博士!昆虫飼育を通して学べた「友達」との関わり、大切な親子の時間

ライター:taeko

わが家の長男ミミは、ASDの特性があります。虫が得意なミミは、クラスで飼育することになったアオムシやアゲハ蝶の幼虫の世話を、率先して頑張っているようです。

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 客員研究員
応用行動分析学をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のための様々なプログラムを開発している。

虫や生き物との触れ合いを通して、学べることがあります

わが家にはたくさんの生き物がいます。猫、ヤモリ、カニ、どじょう、カエル、ダンゴムシ、季節によってオタマジャクシ、アオムシなどなど。そうです、ミミは虫や生き物が大好きなんです。
わが家にはたくさんの生き物がいます。猫、ヤモリ、カニ、どじょう、カエル、ダンゴムシ、季節によってオタマジャクシ、アオムシなどなど。
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そんなミミが通う小学校のクラスで、アオムシを飼育することになりミミは大喜び!

もちろんクラスでは虫が苦手な子もいるので、虫に慣れている男の子やミミがお世話を率先してやっているようです。理科の授業や放課後など、友だちと一緒に虫のお世話をすることをとても楽しんでいます。友だちからの信頼を集めて、イキイキしている様子が嬉しいです。

そして何より、その時間を通してミミにとっては人との関わり方の学びにもなっている様子でした。
その時間を通して、ASDのあるミミにとっては人との関わり方の学びにもなっている様子でした。
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学校から帰宅すると、お世話をしているアオムシの様子を楽しそうに話してくれます。

そして家にいるときも、図書室で借りてきた虫の飼育の本を読んだり、youtubeを見て飼い方を学んでいます。その興味は学校のアオムシに留まらず、自分で虫を探して捕まえることへと広がっていきました。

虫が増える春ごろには、来る日も来る日も虫を探しに行く日々を過ごしました。

パパのために始まった、1ヶ月間のカマキリ大捜索

中でも、「パパが好きな昆虫のカマキリ」をどうにか見つけたいミミ。きっと、パパを喜ばせたいという優しい気持ちがあったのだと思います。

土手や公園に探しに行きました。それでも、簡単には見つかりません。

カマキリが見つからなかったときも、次はどこに行こう?と考えて、自宅から行きやすく昆虫採集が可能な公園を探します。自分から進んで考えたり行動したりすることができて、成長を感じられるのも嬉しいです。

休みのたびにいろんな場所へ行くけれど、それでも本命は見つかりません。ただ、その途中で見つけたちょうちょやてんとう虫を観察することを、楽しんでいました。
休みのたびにいろんな場所へ行くけれど、それでも本命は見つかりません。ASDのある息子は、その途中で見つけたちょうちょやてんとう虫を観察することを、楽しんでいました。
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そして、カマキリを探し始めて約1ヶ月。

「あっ!カマキリいた!」

やっとの思いで早朝の公園で見つけられたときは、私もミミも大喜び!!それはそれは、とても大きな達成感でした。生き物を飼育することで、寿命まで飼う大事さや、餌を確保するのが難しいときは捕まえた場所に戻したり、学びにつながっています。

パパもミミの頑張りを喜んでくれましたが、同時にちゃんと伝えるべきことは伝えてくれます。

「生き物を飼うってことは、責任が生まれるんだよ」

パパはいつも、捕まえた生き物のお世話の大切さを厳しくも愛をもって教えてくれるので、良い親子の関係になっているなと感じます。生き物に限らずだとは思いますが、夢中になれる本当に好きなことからは、たくさんの学びを吸収することができます。これからも生き物と付き合いながら、さまざまな発見をしていって欲しいと思います。

執筆/taeko
生き物を飼うってことは、責任が生まれるんだよ
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(監修:井上先生より)
お子さんに夢中になれる対象が見つかり、クラスの子どもやご家族もそれに理解を示し、本人もより学びを深めたり、そこから発展させたりできていることは、とても素晴らしいことだと思います。生き物を飼育することは、成長とともにその生き物が死んでしまうということにも接するかと思います。このことを通して命の大切さや、育てることの責任を、考えるきっかけにしていけると良いですね。
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