1日5分!ビジョントレーニングポスター、発達が気になる子どもへの性教育、「みんなと違う」に悩む10代向けメンタルケア本、発達障害当事者向け育児本など注目の5冊をご紹介!

ライター:発達ナビBOOKガイド
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3月の新刊コラムでは、どこでも手軽に取り組めるビジョントレーニングポスター、発達が気になる子どもへの性教育、「みんなと違う」に悩む10代向けメンタルケア本、知的障害・発達障害がある子ども向け運動・ゲーム集、発達障害当事者向け育児本など注目の5冊をご紹介!

目次

ビジョントレーニングをどこでも手軽にーー『発達支援ポスター 1日5分! いつでもビジョントレーニング』

発達支援ポスター 1日5分! いつでもビジョントレーニング
北出勝也 (監修)
合同出版
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ビジョントレーニングについて、なんとなく聞いたことがあるけれどどんなことをするのかよく分からない、興味はあるけれど何から始めたらいいのか分からない…そんな方でも、手軽にビジョントレーニングを取り入れられるポスターセットが発売されました。

ビジョントレーニングとは、視覚機能(見る力)を高めるトレーニングであり、「板書が苦手」「球技が苦手」「文字を覚えるのが苦手」など、見えにくさがある子どもの視覚機能の向上や学習・運動・生活動作の苦手の改善につながることが期待されています。本書では、6枚のポスターを用いたトレーニング方法が紹介されています。準備運動から始まり、それぞれ、眼球運動、眼と体のチームワーク、視空間認知能力を高められるポスターが含まれています。またトレーニングには、鉛筆や紙を必要としないため、どこでも手軽にトレーニングを行うことができるようになっています。

裏表紙には、ポスターの使い方や各トレーニングの解説がついているため、初めてビジョントレーニングに取り組む方でも、簡単に日常に取り入れることができます。スキマ時間に、親子で楽しみながら、トレーニングに取り組んでみてはいかがでしょうか。
板書が苦手、キャッチボールができない…視力ではなく「見る力」が弱いから?見るために必要な「3つの力」を鍛える『発達支援ポスター 1日5分! いつでもビジョントレーニング』【監修者インタビュー】のタイトル画像
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板書が苦手、キャッチボールができない…視力ではなく「見る力」が弱いから?見るために必要な「3つの力」を鍛える『発達支援ポスター 1日5分! いつでもビジョントレーニング』【監修者インタビュー】

こころとからだの大切さをどう伝えればいい?ーー『発達が気になる子の性の話 みんなでいっしょに学びたい』

発達が気になる子の性の話 みんなでいっしょに学びたい
伊藤 修毅 (監修)
講談社
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講談社
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「性教育」について子どもにいつか伝えなければと思いながらも、なんとなく会話の中でタブーになってしまっているというご家庭もあるのではないでしょうか。性や人間関係について、いざ子どもに質問されると大人自身が戸惑ってしまったり、答えにくいと思うこともあるかもしれません。

本書では、小学校高学年くらいから高校を卒業するころぐらいまでに悩みがちな「からだの成長の変化での悩み」「恋愛や性行為への疑問」「性情報の選び方」「SNSの危険」についてなど、イラストと分かりやすい文章で解説しています。
お子さんが一人で読んでも理解できるような内容にまとまっていますが、可能であれば、まずは大人の方が学び、できれば、お子さんと一緒に読むことをおすすめします。「大人の方へ」という解説では、子どもにどのように「性について」伝えていけばいいのか、今まで大人自身も悩んでいたことの答えが見つかるかもしれません。

子どもたちが正しい性の知識を学び、自分自身や相手を大切にできるために、読んでおきたい一冊です。

自分の特性とどう向き合う?「みんなと違う」に悩む10代へのエールーー『10代からのメンタルケア 「みんなと違う」自分を大切にする方法』

10代からのメンタルケア 「みんなと違う」自分を大切にする方法
本田 秀夫 (著)
KADOKAWA
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「友達に合わせられない」「ほかの人と同じようにできない」自分には周囲の人と少し違う特性があることをなんとなく自覚し始めた時とき、その特性とどのように向き合い、「自分」をどのように受け入れていけば良いのでしょうか?本書は、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授・本田秀夫先生によって、悩みを抱く10代へのアドバイスがまとめられています。

1章では、まず自分がどのようなタイプの人間なのか、自分自身を理解するところから始まり、続く2章では「友だち」の定義や友情の形について、3章では「努力」に対する考え方について、4章では「普通」についての考え方や自分自身を受け入れる方法について解説されています。そして、最後の5章では、「みんなと違う」自分との向き合い方についてのアドバイスが紹介されています。全体を通して、10代が抱えやすい悩みや日常生活で直面しやすい問題に対する具体的なアドバイスが数多く示された1冊となっています。

また、本書はマンガや図を交えてわかりやすく解説されており、ふりがなもふられているため、どんな方でも気軽に読み進めることができるようになっています。
「周囲の違い」に悩み、時に深刻なメンタルヘルスの問題に陥ってしまいやすい10代の時期に、周りの雑音に惑わされずに自分自身を正しく理解し受け入れるための方法を知っておくことはとても大切です。保護者や教育関係者にとっても、10代のリアルな悩みを理解するための一助となるかもしれません。
「学校の標準」に苦しむ子どもたち。「一度しか言わないからよく聞いて」はインクルーシブ教育を否定する指導方法――精神科医・本田秀夫先生のタイトル画像

「学校の標準」に苦しむ子どもたち。「一度しか言わないからよく聞いて」はインクルーシブ教育を否定する指導方法――精神科医・本田秀夫先生

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