Q:療育手帳の対象は?取得に年齢やIQは関係ありますか?
A:18歳くらいまでに知的障害と診断された方が対象です。申請するのに年齢制限はありません。基準IQは自治体によって違いますがおおむね70~75前後です。
後天的な事故などではなく、18歳くらいまでに知的障害と診断を受けた方が療育手帳取得の対象となります。ただ、18歳までに申請しなければいけない訳ではなく、18歳をすぎてからでも申請は可能です。基準IQは知的障害と診断される70~75前後となりますが、取得についての判断基準は自治体によって違います。
Q:療育手帳の区分と判定基準は?IQで変わりますか?B1とB2の違いは?
A:自治体により、判定基準は違いますが、大まかに分けて重度を「A」中度を「B1」軽度を「B2」としている地域が多いです。
例えば、千葉県などはIQ20以下をマルA、IQ21以上35以下をAの1、IQ36以上50以下で身体障害者手帳を所持しているとAの2、IQ36以上50以下をBの1、IQ51以上75以下をBの2と区分しています。
東京都などはIQのほかに、年齢に応じた社会性、日常の基本生活などを総合的に判定し、1度(最重度)、2度(重度)、3度(中度)、4度(軽度)の4つに区分されています。
Q:療育手帳と障害者手帳の違いってなんですか?
A:障害者手帳とは「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の総称になります。
身体障害者手帳は視覚障害、聴覚障害、肢体不自由など身体障害者福祉法に定める身体上の障害がある人に交付される手帳、精神障害者手帳は総合失調症、うつ病、薬物依存症、高次脳機能障害、てんかん、発達障害などなんらかの精神障害のある人に交付される手帳です。