電話を受けた幼稚園の先生の反応は
電話の向こうの先生は「なるほど」と言ったあとほんの少し無言になりました。「ああ、今、断る言葉を探している」と思いました。しかし先生は「お母さんのことが心配です。今日でも明日でもスバルくんと一緒に幼稚園の見学に来ませんか?」と言ってくれたのです。
明るく元気な声でハキハキと話したはずなのに心配されてしまいました。バレバレです。それはさておき、「スバルくんは他害は?オムツは?着替えは?意思の疎通は?食事は?癇癪は?」そんな質問は一切なく、一番最初に私を心配する言葉をかけてくれたという事実に困惑しました。そんな優しい言葉は用意していたチャート式原稿に載ってなかったから。
こうして翌日、この幼稚園に見学に行くことになりました。
10件、20件電話をかけて全部断られるつもりで始めた幼稚園探しでしたが、実際には3件電話して3件とも見学や面談に呼んでくださり、入園もウェルカムという結果になりました。本当に予想外のうれしい結果になりました。3つの幼稚園にはそれぞれの良さがあり、どの幼稚園の方針がスバルに向いているのだろうと頭を悩ませました。しかし最終的には最初に電話したこの幼稚園に決めました。
明るく元気な声でハキハキと話したはずなのに心配されてしまいました。バレバレです。それはさておき、「スバルくんは他害は?オムツは?着替えは?意思の疎通は?食事は?癇癪は?」そんな質問は一切なく、一番最初に私を心配する言葉をかけてくれたという事実に困惑しました。そんな優しい言葉は用意していたチャート式原稿に載ってなかったから。
こうして翌日、この幼稚園に見学に行くことになりました。
10件、20件電話をかけて全部断られるつもりで始めた幼稚園探しでしたが、実際には3件電話して3件とも見学や面談に呼んでくださり、入園もウェルカムという結果になりました。本当に予想外のうれしい結果になりました。3つの幼稚園にはそれぞれの良さがあり、どの幼稚園の方針がスバルに向いているのだろうと頭を悩ませました。しかし最終的には最初に電話したこの幼稚園に決めました。
電話で先生からかけてもらった優しい言葉の記憶は何年経っても色あせることなく心に残っています。スバルと共に成長する中で孤独を感じたとき、スバルと2人だけの世界に逃げ出したくなったときにふと思い出し「この世界には私たちを心配して一緒に考えてくれる人がいる」と前を向くお守りのような言葉になりました。
執筆/星あかり
(監修:初川先生より)
新しい幼稚園探しのエピソードをありがとうございます。退園を言い渡されたあの夜にリサーチされたのですね。本当にお疲れ様でした。退園を言い渡されると、社会から拒否された感じ、世界から拒絶された感じがされるとのことでしたが、同じような思いをされた保護者の方も多くいらっしゃることと思います。排除された、入れてもらえなかったということの保護者の方への衝撃の大きさ、計り知れないほどだったとお察しいたします。
さて、衝撃を受け、眠れぬ興奮した頭でリサーチをして、翌朝から電話をかけ始めたとのこと。電話で確認・質問することをフローチャートにまとめられたこと、素晴らしいです。緊張しながら、そしてそもそもの心持ちとして穏やかならぬ心で話をしなければならないときは、そうした準備がとても大切です。
勇気をもってお電話されて、そしたら予想外のあたたかい言葉をいただけて。新しい園探しは順調に進んだようで何よりです。お子さんに何らか課題や障害があると分かっている場合、そうした経緯や状態について整理してお伝えするとスムーズに進みやすい面はあります。前の園のようにNGの場合は早い段階でそう伝えてくるでしょうし、そうではない場合は事情を知ったうえで建設的な話が展開されやすくはあります。
お子さんをうまく受け入れていただけるか不安だと、場合によっては、できれば言わずに隠しておきたいと思うこともあるかもしれませんが、知っていることや経緯について話してそれを受け入れてくださる園(先生方)を探す方がよいと感じています。これは幼稚園だけに限らず、小学校入学やそれ以降も同じで、ご心配なことを伝えたうえで、建設的な話し合いをし、お互い準備を整えたうえで入園入学等に至ることが大事なように(うまくいくように)感じています。
新しい幼稚園探しのエピソードをありがとうございます。退園を言い渡されたあの夜にリサーチされたのですね。本当にお疲れ様でした。退園を言い渡されると、社会から拒否された感じ、世界から拒絶された感じがされるとのことでしたが、同じような思いをされた保護者の方も多くいらっしゃることと思います。排除された、入れてもらえなかったということの保護者の方への衝撃の大きさ、計り知れないほどだったとお察しいたします。
さて、衝撃を受け、眠れぬ興奮した頭でリサーチをして、翌朝から電話をかけ始めたとのこと。電話で確認・質問することをフローチャートにまとめられたこと、素晴らしいです。緊張しながら、そしてそもそもの心持ちとして穏やかならぬ心で話をしなければならないときは、そうした準備がとても大切です。
勇気をもってお電話されて、そしたら予想外のあたたかい言葉をいただけて。新しい園探しは順調に進んだようで何よりです。お子さんに何らか課題や障害があると分かっている場合、そうした経緯や状態について整理してお伝えするとスムーズに進みやすい面はあります。前の園のようにNGの場合は早い段階でそう伝えてくるでしょうし、そうではない場合は事情を知ったうえで建設的な話が展開されやすくはあります。
お子さんをうまく受け入れていただけるか不安だと、場合によっては、できれば言わずに隠しておきたいと思うこともあるかもしれませんが、知っていることや経緯について話してそれを受け入れてくださる園(先生方)を探す方がよいと感じています。これは幼稚園だけに限らず、小学校入学やそれ以降も同じで、ご心配なことを伝えたうえで、建設的な話し合いをし、お互い準備を整えたうえで入園入学等に至ることが大事なように(うまくいくように)感じています。
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コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
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