小1の壁、どう乗り越える?障害児育児と仕事の両立の見通しが立った意外なきっかけとは?
ライター:LITALICOライフ
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LITALICOライフ
育児と仕事の両立についていろいろと悩まれている親御さんは多いのではないでしょうか。さらに、わが子に療育や通院の必要があると、今後の働き方についてさらに悩みが増えていくことも。「働くママのライフプランーキャリアをお金から考える」では、発達の特性があるお子さんの保護者の育児と仕事との両立や、働き方を変えたときの家計への影響、今後かかる教育資金についてなどを紹介しています。
障害児育児と仕事の両立…将来にかかるお金も不安
LITALICOライフの勉強会について、あるお母さまの体験をストーリー仕立てでご紹介します。
4人家族のわが家は、夫、私、5歳で保育園年長の息子と3歳で年少の娘がいます。
息子は3歳のときにASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。息子は知的な遅れはありませんが、指示が通りにくいため、保育園では加配の先生についてもらい、園生活を送っています。
私は現在、独身時代から勤めている会社で時短勤務で働いています。しかし、時短勤務の制度が使えるのは一番下の子どもが就学するまで。また、5歳の息子は小学校入学を控えており、ママ友たちの間でもよく話題にあがる「小1の壁」がヒシヒシと近づいています。
発達障害のある息子が小学校入学後、どのくらい親のサポートが必要になるかも分かりません。
このまま今の会社で働き続けるのか、退職しパートなど夫の扶養範囲で働くほうがいいのか……。
しかし、私が離職すると収入面での心配が増えます。また、発達障害がある子どもの教育資金やきょうだい児となる娘の負担など、漠然とした不安ばかりが募ります。
息子の就学まではあと1年……。働き方とお金の問題で日々悶々と悩んでいたところ、発達障害がある子どもの保護者向けに「働くママのライフプラン キャリアをお金から考える」という勉強会があると知り、参加してみることにしました。
4人家族のわが家は、夫、私、5歳で保育園年長の息子と3歳で年少の娘がいます。
息子は3歳のときにASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。息子は知的な遅れはありませんが、指示が通りにくいため、保育園では加配の先生についてもらい、園生活を送っています。
私は現在、独身時代から勤めている会社で時短勤務で働いています。しかし、時短勤務の制度が使えるのは一番下の子どもが就学するまで。また、5歳の息子は小学校入学を控えており、ママ友たちの間でもよく話題にあがる「小1の壁」がヒシヒシと近づいています。
発達障害のある息子が小学校入学後、どのくらい親のサポートが必要になるかも分かりません。
このまま今の会社で働き続けるのか、退職しパートなど夫の扶養範囲で働くほうがいいのか……。
しかし、私が離職すると収入面での心配が増えます。また、発達障害がある子どもの教育資金やきょうだい児となる娘の負担など、漠然とした不安ばかりが募ります。
息子の就学まではあと1年……。働き方とお金の問題で日々悶々と悩んでいたところ、発達障害がある子どもの保護者向けに「働くママのライフプラン キャリアをお金から考える」という勉強会があると知り、参加してみることにしました。
ママの働き方の違いによる「お金」「社会保険」などの影響は?
勉強会ではまず、発達が気になる子どもを育てる母親の就労状況についてアンケート結果の紹介がありました。同時に参加者もチャットを使い、「育児と仕事との両立の悩み」について書き込みをしていきました。
「残業続きの夫に代わってなんとか定時で帰宅するも家事に追われ、子どもとの時間がとれない」
「子どもの急な病気に対応するのはいつも私」
「有給をとるたびに上司にチクチク小言を言われる」
などの書き込みがあり、「悩んでいたのは私だけじゃなかった」と、少し心が軽くなりました。
そして、講師の方から、母親の働き方の違いで発生する「20年間働いた場合の合計収入の違い」「収入の違いによる税金や社会保険への影響」がデータを用いて分かりやすく解説され、同時に「働くことで発生するお金や家族への影響」についてもお話がありました。
そのなかで、「働くことが良い悪いと言いたいわけではなく、『自分』にとってベストな働き方を見つけていくことが大切」という言葉が、とても印象に残りました。
「残業続きの夫に代わってなんとか定時で帰宅するも家事に追われ、子どもとの時間がとれない」
「子どもの急な病気に対応するのはいつも私」
「有給をとるたびに上司にチクチク小言を言われる」
などの書き込みがあり、「悩んでいたのは私だけじゃなかった」と、少し心が軽くなりました。
そして、講師の方から、母親の働き方の違いで発生する「20年間働いた場合の合計収入の違い」「収入の違いによる税金や社会保険への影響」がデータを用いて分かりやすく解説され、同時に「働くことで発生するお金や家族への影響」についてもお話がありました。
そのなかで、「働くことが良い悪いと言いたいわけではなく、『自分』にとってベストな働き方を見つけていくことが大切」という言葉が、とても印象に残りました。
発達障害がある子の教育費や老後資金についても解説!ワークでわが家の家計も整理できる!
働き方の違いによる「お金」「社会保険」に続いて、今の働き方の選択が老後の生活にも影響があるというお話がありました。老後の生活費や、介護が必要になった場合の介護施設費など、子育てに夢中で視野に入れていなかった老後に必要なお金についても具体的に学ぶことができました。
そして、発達障害がある子どもに必要な教育資金について、教育費が大きく動く3つのタイミング「中学入学」「高校入学」「高校卒業後」に分けて、実際に必要な金額を例に出しながらレクチャーがありました。
なかでも発達障害がある子どもの保護者を中心に注目度が高まっている「通信制中学・高校」についての情報も紹介されていたのは、この勉強会ならではだと感じました。
勉強会では、実際に手を動かし、わが家のライフプランを考えるワークの時間もありました。
「だれに」「いつ」「どれだけ」の金額が必要なのか、お金の流れを中・長期的に見える化したことで、漠然とした「お金」の不安は軽くなりました。今後に必要なお金が具体的に見えてきたことで、おのずと私の働き方の選択肢も明確にすることができました。
障害のサポートや子どもとの時間、自分自身のやりがいも踏まえて、「自分にとってのベストな働き方」「わが家にとってのベストなあり方」を、まずは週末に夫と話してみようと思います。
そして、発達障害がある子どもに必要な教育資金について、教育費が大きく動く3つのタイミング「中学入学」「高校入学」「高校卒業後」に分けて、実際に必要な金額を例に出しながらレクチャーがありました。
なかでも発達障害がある子どもの保護者を中心に注目度が高まっている「通信制中学・高校」についての情報も紹介されていたのは、この勉強会ならではだと感じました。
勉強会では、実際に手を動かし、わが家のライフプランを考えるワークの時間もありました。
「だれに」「いつ」「どれだけ」の金額が必要なのか、お金の流れを中・長期的に見える化したことで、漠然とした「お金」の不安は軽くなりました。今後に必要なお金が具体的に見えてきたことで、おのずと私の働き方の選択肢も明確にすることができました。
障害のサポートや子どもとの時間、自分自身のやりがいも踏まえて、「自分にとってのベストな働き方」「わが家にとってのベストなあり方」を、まずは週末に夫と話してみようと思います。
ママ自身のキャリアについて考えるきっかけに
LITALICOライフでは、保護者向けの無料オンライン勉強会『働くママのライフプラン-キャリアをお金から考える』を開催中です。
【こんな情報が分かる!】
・フルタイム? 時短? ママの働き方による収入を比較!
・障害のある子の教育費、老後資金など、ライフイベントで必要なお金を知る
・今から実践! 自分らしいライフプラン設計のポイント
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・フルタイム? 時短? ママの働き方による収入を比較!
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・今から実践! 自分らしいライフプラン設計のポイント
2023年7月27日に公開したコラムに最新情報を加え編集しています
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。