先生から「問題児」と思われ...個性を伸ばす高校受験の秘訣とは?
ライター:LITALICOライフ
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LITALICOライフ
発達障害の診断有無にかかわらず、発達に特性がある子どもたちに対して、個性を伸ばす教育を行う学校も少しずつ増えてきました。一体どんな環境が子どもたちの個性・特性に合っているのか。特徴的な学校に通おうと思った時、現実的にどんな問題が立ちはだかるのか。
今回は、発達グレーゾーン向けに行われた、『個性を伸ばす「中学・高校受験」』のオンライン勉強会体験ルポをお届けします。
型にはまったことが大嫌いなわが子は「問題児」?個性を活かせる環境を用意したい…!
LITALICOライフの勉強会について、ある小学5年生のお母さまの体験をストーリー仕立てでご紹介します。
小学5年生の息子は型にはまったことが大嫌い。宿題もよく忘れていきますし、教室でもみんなと同じルールを守れないので、先生からは「問題児」として見られている様子。
個人面談でも「家庭できちんと指導してくださいね」と釘を刺されてしまいました。
小学5年生の息子は型にはまったことが大嫌い。宿題もよく忘れていきますし、教室でもみんなと同じルールを守れないので、先生からは「問題児」として見られている様子。
個人面談でも「家庭できちんと指導してくださいね」と釘を刺されてしまいました。
とはいえ勉強が嫌いというわけではありません。自分が興味を持っている海や環境問題については積極的に調べたり、数学も中学レベルの問題を解いたりと、好きなことにはとことん取り組んでいます。
そんな息子を見ていると、公立中学ではなく、特性に合わせた教育が受けられる私立中学の方がいいのかも……という考えがよぎります。
しかし、なかなか特性に合わせた学校選びで考えると情報が少なく、まだどんな学校がいいのかイメージがついていません。そんな漠然とした状態で受験戦争にチャレンジできるのかと、二の足を踏んでしまいます。
モヤモヤしていた時に見つけたのが、『グレーゾーン向け 個性を伸ばす「中学・高校受験」』をテーマとしたオンライン勉強会。今のわが家にピッタリかも!と感じ、さっそく参加申し込みを行いました。
そんな息子を見ていると、公立中学ではなく、特性に合わせた教育が受けられる私立中学の方がいいのかも……という考えがよぎります。
しかし、なかなか特性に合わせた学校選びで考えると情報が少なく、まだどんな学校がいいのかイメージがついていません。そんな漠然とした状態で受験戦争にチャレンジできるのかと、二の足を踏んでしまいます。
モヤモヤしていた時に見つけたのが、『グレーゾーン向け 個性を伸ばす「中学・高校受験」』をテーマとしたオンライン勉強会。今のわが家にピッタリかも!と感じ、さっそく参加申し込みを行いました。
失敗しない学校選び。ポイントは逆算思考と自己決定
オンライン勉強会では、小学校低学年から中学生まで幅広い年代の子どもがいる保護者の方々が参加されていました。
勉強会前は漠然と公立より私立のほうが手厚いのかなと思っていたけれど、勉強会の中では私立や公立という分け方ではなく、むしろ学校それぞれの教育に対する考え方・授業の特色などを含めた「環境」に、子どもの個性が合っているのかを考える必要があるという話を聞き、心にスッと響きました。
例えばSTEAM教育に力を入れている学校であれば、教科横断的な教育を行っており、チームでのプロジェクト体験型学習や、1人1台タブレット導入を進めている場合が多いそう。
その環境には、一つのことに集中して取り組む、自由な発想をする、課題解決型の思考が得意、プログラミングやクリエイティブが好きといった個性を持つ子が合っているとのことで、うちの子にも合っているんじゃないかなと感じました。
ほかにも、ものづくり・技術を極める専門教育やオンライン教育、長期海外留学など、個性を伸ばす環境はさまざまあり、それぞれ合う個性が違うことが分かりました。
また、講師の方がさまざまな体験談を話してくださる場面も。大変な受験を乗り越えて希望の学校に通い出しても環境に馴染めず、「親に決められた」「本当は行きたくなかった」 という思いがあって不登校になった子のエピソードもありました。
「どんな進路を選択するとしても、子どもが自分で選んだという『自己決定』のプロセスが非常に大切」とのこと。息子が好きなこと・得意なことが何なのか、どんな環境であれば伸び伸び過ごせるのかを一緒に考えていきたいと思います。
勉強会前は漠然と公立より私立のほうが手厚いのかなと思っていたけれど、勉強会の中では私立や公立という分け方ではなく、むしろ学校それぞれの教育に対する考え方・授業の特色などを含めた「環境」に、子どもの個性が合っているのかを考える必要があるという話を聞き、心にスッと響きました。
例えばSTEAM教育に力を入れている学校であれば、教科横断的な教育を行っており、チームでのプロジェクト体験型学習や、1人1台タブレット導入を進めている場合が多いそう。
その環境には、一つのことに集中して取り組む、自由な発想をする、課題解決型の思考が得意、プログラミングやクリエイティブが好きといった個性を持つ子が合っているとのことで、うちの子にも合っているんじゃないかなと感じました。
ほかにも、ものづくり・技術を極める専門教育やオンライン教育、長期海外留学など、個性を伸ばす環境はさまざまあり、それぞれ合う個性が違うことが分かりました。
また、講師の方がさまざまな体験談を話してくださる場面も。大変な受験を乗り越えて希望の学校に通い出しても環境に馴染めず、「親に決められた」「本当は行きたくなかった」 という思いがあって不登校になった子のエピソードもありました。
「どんな進路を選択するとしても、子どもが自分で選んだという『自己決定』のプロセスが非常に大切」とのこと。息子が好きなこと・得意なことが何なのか、どんな環境であれば伸び伸び過ごせるのかを一緒に考えていきたいと思います。
選択には現実的な問題も…。教育費のことも一緒に考えておきたい
次に現実的な準備について、具体的な数字を踏まえて説明がありました。3大資金である教育費・住宅費・老後費に加えて万が一に備えた準備。さらに受験するとなれば、教育費が膨らんでいきます。
例えば、公立であれば3年間合計で平均92万円のところ、私立は平均225万円という違いがあります。ほかにも中学受験のために塾に通えば入塾金や月謝がかかりますし、私立中学に入ってからも多くの生徒が学習塾に通っているとのことでした。
勉強会の中では、ほかにも通信制高校の学費や、塾代なども紹介されていて、具体的に考えるきっかけになりました。
今私たち夫婦は40歳なので、小学5年生の息子が大学を卒業して自立し始める頃はまだ現役。とはいえ発達に特性がある息子が自立するまでに時間がかかる可能性もありますし、私たち夫婦にも何があるか分かりません。
中長期的に子どもをサポートし、最適な選択ができるようにするためには、家族のライフプランニングが重要なんだということに改めて気づかされました。
LITALICOライフの個別相談では、それぞれの家庭の事情に合わせて、目の前の家計の見直しから、将来的な資産運用の方法まで幅広く相談に乗っていただけるだけでなく、目下の悩みである進路選択についても専門的な知識を持ってアドバイスがもらえるそうです。勉強会参加者は無料と知って早速申し込みを行いました。
例えば、公立であれば3年間合計で平均92万円のところ、私立は平均225万円という違いがあります。ほかにも中学受験のために塾に通えば入塾金や月謝がかかりますし、私立中学に入ってからも多くの生徒が学習塾に通っているとのことでした。
勉強会の中では、ほかにも通信制高校の学費や、塾代なども紹介されていて、具体的に考えるきっかけになりました。
今私たち夫婦は40歳なので、小学5年生の息子が大学を卒業して自立し始める頃はまだ現役。とはいえ発達に特性がある息子が自立するまでに時間がかかる可能性もありますし、私たち夫婦にも何があるか分かりません。
中長期的に子どもをサポートし、最適な選択ができるようにするためには、家族のライフプランニングが重要なんだということに改めて気づかされました。
LITALICOライフの個別相談では、それぞれの家庭の事情に合わせて、目の前の家計の見直しから、将来的な資産運用の方法まで幅広く相談に乗っていただけるだけでなく、目下の悩みである進路選択についても専門的な知識を持ってアドバイスがもらえるそうです。勉強会参加者は無料と知って早速申し込みを行いました。
中学・高校受験を通して個性を伸ばす環境を選ぶには?知っておきたいポイントがたくさん!
LITALICOライフでは、保護者様向けの無料オンライン勉強会『グレーゾーン向け個性を伸ばす「中学・高校受験」』を開催中です。
2023年11月16日に公開したコラムに最新情報を加え編集しています
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。