特別支援学級を選んだ場合、「大学」に行けるの?特別支援学級の高校進学率は、思ったより…!?

ライター:LITALICOライフ
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特別支援学級は、現在、小学校・中学校のみの制度です。高校には制度がありません。
中学校が特別支援学級の場合は、「卒業後の進路は特別支援学校?」「特性や障害に理解のある高校はないの?」「特別支援学級だと内申点がつかないと聞いたけど、高校進学はできるの?」など気になるかもしれません。
今回は、特別支援学級を卒業したあとの進路に関するオンラインセミナーの体験コラムをお届けします。

「大学に行きたい!」と小5の息子。中学も支援級予定だけど…

「大学に行きたい」と言う息子のイメージ
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息子は、現在小5で、特別支援学級に在籍しています。小学2年生から特別支援学級で、中学校も支援級を予定しています。

そんな中突然、息子が「将来は大学に行きたい!」と言い出しました。
どこまで本気かは分からないけれど、中学を特別支援学級で卒業したあとの進路は情報が少なく、「高校や大学はどうなるんだろう?」「大学に行かない場合は、そのまま仕事に就くのかな?」など気になることばかりです。

そこで保護者向けの無料オンラインセミナー『支援級卒業後の進路と自立』に参加することにしました。

特別支援学級卒業後のセミナーに参加。高校でも通級が始まったらしい!

携帯の画面をみながら驚いている母親のイメージ
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セミナーでは、特別支援学級に通う子の高校・大学への進路から、その先の仕事に関する最新情報や事例が聞けるとのこと。

やはり気になるのが、中学卒業後の進路。中学を特別支援学級で卒業した場合は、特別支援学校になるのかな? と漠然と思っていました。

しかし、特別支援学校に進む人は、約4割とのこと。公立高校でも平成30年から通級が制度化され、状況はずいぶん変わってきているようです。内申点の有無や進学先でのサポート体制など今まで知らなかった情報を幅広く知ることができ、少し安心できました。

また、通信制高校や高等専修学校の特徴、サポート校の役割などについても確認することができました。
文部科学省「学校基本調査 /卒業後の状況調査 義務教育学校」令和4年度版
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&query=%E6%94%AF%E6%8F%B4%E5%AD%A6%E7%B4%9A%E3%80%80%E3%80%80%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%80%80%E9%80%B2%E5%AD%A6&layout=dataset&stat_infid=000032264957&metadata=1&data=1

発達障害のある人の大学卒業後のデータも。いろいろな選択があっていい

勉強会中の視聴イメージ
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発達障害のある人の大学卒業後の進路のデータや、将来の働き方として、一般雇用や障害者雇用、就労継続支援A型など、働き方の選択肢や収入面での違いなども聞けました。

データを使いながら、講師の先生がよくあるケースをいくつか紹介してくれて、「わが子にも当てはまりそう」と息子の姿が目に浮かびました。セミナーの最中に次々と書き込まれるチャットでは、ほかのご家庭の悩みを知ることができ、講師の先生の返答も真剣かつ現実的です。

「データや事例はあくまでも一般論です。正解はありません。ご家庭やお子さまが良いなと思える人生から、一緒に整理していきましょう」という講師の先生の言葉が印象的でした。

特別支援学級で学んでいる子どもの進学や就職に関する情報が順序立てて分かりやすくまとめられており、自分の中で少しずつ整理ができました。高校やその後の進路についてそろそろ真剣に考えないとと思っていましたが、わが子の人生を考えるうえでとても重要だと再認識しました。

保護者さま向けの無料オンラインセミナー『支援級卒業後の進路と自立』申込み受付中!

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2023年12月18日に公開したコラムに最新情報を加え編集しています
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

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