友達の赤ちゃんを抱っこして驚愕。息子と全然感触が違う……!
この頃、息子と同じくらいの月齢の赤ちゃんがいる友達と会う機会がありました。
私は、友達の赤ちゃんを抱っこさせてもらって驚きました。なぜなら、息子と全然感触が違うんです。息子は全身がフニャっとしていて柔らかく、力もそんなに強くないのですが、私は他の赤ちゃんを抱っこした経験があまりなかったので、息子のフニャフニャ感を気に留めていませんでした。
でも、友達の赤ちゃんは力が強く筋肉がしっかりしていて息子みたいにフニャフニャじゃなかったのです。「赤ちゃんとはみんなフニャフニャしているものだ」と思っていた私はビックリすると共に、やはり息子は早産の影響でかなり発育も発達も遅れているのだという現実を突きつけられてショックを受けました。
私は、友達の赤ちゃんを抱っこさせてもらって驚きました。なぜなら、息子と全然感触が違うんです。息子は全身がフニャっとしていて柔らかく、力もそんなに強くないのですが、私は他の赤ちゃんを抱っこした経験があまりなかったので、息子のフニャフニャ感を気に留めていませんでした。
でも、友達の赤ちゃんは力が強く筋肉がしっかりしていて息子みたいにフニャフニャじゃなかったのです。「赤ちゃんとはみんなフニャフニャしているものだ」と思っていた私はビックリすると共に、やはり息子は早産の影響でかなり発育も発達も遅れているのだという現実を突きつけられてショックを受けました。
モヤモヤしながらもようやく進み始めた運動発達
結局息子は首がすわったのが生後9ヶ月、寝返りも生後9ヶ月、自力でお座りができるようになったのは1歳の誕生日を迎えた頃でした。
他の子よりかなり遅い運動発達ですが、ようやく成長し始めたなと少しホッとしました。
(しかし、ここから歩けるようになるまで、長い道のりが待っている事をこの時の私は知りませんでした……)。
他の子よりかなり遅い運動発達ですが、ようやく成長し始めたなと少しホッとしました。
(しかし、ここから歩けるようになるまで、長い道のりが待っている事をこの時の私は知りませんでした……)。
生後9ヶ月で首がすわり。そして、離乳食もスタート! でも……大苦戦の予感
運動発達が進み始めた月齢9ヶ月頃に離乳食を開始しました。母乳への執着がないので、食へも興味が薄いかもしれないと思っていましたが、予想は的中!
口に運んでも全然食べようとしないし、無理に口に入れても吐き出してしまう状態。
何度か挑戦しましたが、ひと口食べさせるのがやっとなので、離乳食は中断する事にしました。
ここから長い長い……とても長い食の悩みが始まるのでした。
口に運んでも全然食べようとしないし、無理に口に入れても吐き出してしまう状態。
何度か挑戦しましたが、ひと口食べさせるのがやっとなので、離乳食は中断する事にしました。
ここから長い長い……とても長い食の悩みが始まるのでした。
執筆/鳥野とり子
(監修:室伏先生より)
ねこ太くんの乳児期について、運動発達、睡眠授乳の様子など詳しく共有してくださりありがとうございました。
早産のお子さんの運動発達の進み方はさまざまで、将来をご不安に思われたり、やきもきしたり、というお声をよくお伺いしますので共感される読者の方も多いことと思います。早産でないお子さんと比較すると、自閉スペクトラム症やADHDなどの症状も多いとされています。
運動面に関しては、身体が柔らかかったとのことで、筋緊張低下症というものであったのかなと思います。
筋肉は姿勢保持や体温調節のために、運動をしていない時でも持続的に一定の緊張(張り)が生じています。この持続的な筋肉の緊張は、脳が司令塔となり支配されています。脳からの指令のセットポイントが弱いと、筋緊張は弱い状態となり、筋肉に触れた時に全体的に柔らかく、柔軟性も高くなります。姿勢保持にも影響が生じ、立った姿勢では腰椎前弯(腰がそってお腹が出るような姿勢)や外反足(足を後ろからみた時にかかとの骨が垂直ではなく内側に倒れこんでいる状態)、座った姿勢では円背(背中が丸くなった状態)などがみられることがあります。
ねこ太くんの、その後の発達やお食事を応援させていただきつつ、次回の記事を楽しみにしておりますね。
(監修:室伏先生より)
ねこ太くんの乳児期について、運動発達、睡眠授乳の様子など詳しく共有してくださりありがとうございました。
早産のお子さんの運動発達の進み方はさまざまで、将来をご不安に思われたり、やきもきしたり、というお声をよくお伺いしますので共感される読者の方も多いことと思います。早産でないお子さんと比較すると、自閉スペクトラム症やADHDなどの症状も多いとされています。
運動面に関しては、身体が柔らかかったとのことで、筋緊張低下症というものであったのかなと思います。
筋肉は姿勢保持や体温調節のために、運動をしていない時でも持続的に一定の緊張(張り)が生じています。この持続的な筋肉の緊張は、脳が司令塔となり支配されています。脳からの指令のセットポイントが弱いと、筋緊張は弱い状態となり、筋肉に触れた時に全体的に柔らかく、柔軟性も高くなります。姿勢保持にも影響が生じ、立った姿勢では腰椎前弯(腰がそってお腹が出るような姿勢)や外反足(足を後ろからみた時にかかとの骨が垂直ではなく内側に倒れこんでいる状態)、座った姿勢では円背(背中が丸くなった状態)などがみられることがあります。
ねこ太くんの、その後の発達やお食事を応援させていただきつつ、次回の記事を楽しみにしておりますね。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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